インカの黄金!せまりくる障害を乗り越え財宝を手に入れろ!

ボードゲーム
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インカの黄金であなたは冒険者として仲間たちとともにインカ時代の神殿の遺跡にある宝石や遺物を求めて探検するのですが、そこには落石や炎が噴き出す罠などの様々な危険も待っています。せまりくる障害を乗り越え宝石や遺物を自分のキャンプ地へと持ち帰りましょう。

更なる宝石や遺物を求めて遺跡の奥へと進むのか、あるいは自分のキャンプ地へと引き返し、それまでに得た戦利品を手に入れるのか、あなたは1ターンごとに決断しなければなりません。

当然、遺跡の奥へ進めば進むほどたくさんの宝石や遺物を手に入れられますが、それだけ無事に自分のキャンプ地へ引き返せる確率が低くなります。

どこまで進むか、それはあなたの決断次第!

プレイ人数 3~8人
対象年齢 8歳以上
プレイ時間 20~40分

インカの黄金にはパッケージがリニューアルされて、より遊びやすくなった新版があります。ゲームの内容は変わりませんが、進むか戻るかの意思表示がカードからコマに変更されたのと遺物カードの価値がカードによって固定へと変わりました。こちらもオススメです。

インカの黄金はボードゲーム漫画「放課後さいころ倶楽部」単行本2巻の14話、アニメ版では第3話で遊ばれています。

人付き合いが苦手で引っ込み思案の「美姫ちゃん」、天真爛漫で好奇心旺盛な「綾ちゃん」、規律正しいクラス委員長の「翠ちゃん」たち3人の女子高生を中心にボードゲームの魅力に引き込まれて、ゲームを通じて友情を深め合い成長していく青春ストーリーになっています。

最新刊の16巻も2020年4月に発売されました。

セット内容

★神殿カード 5枚
★プレーヤーカード 16枚(たいまつカード×8枚、キャンプカード×8枚)
★テント 8枚
★探検カード 30枚(お宝カード×15枚、障害カード×15枚)
★遺物カード 5枚
★宝石 110個
トルコ石(緑)×60個、黒曜石(黒)×30個、黄金(黄)×20個

インカの黄金のカードサイズは「64mm×89mm」です。
カードが傷ついたりしないように保護することをオススメいたします。

カードの説明

★神殿カード

インカの黄金は神殿の遺跡を5ラウンド探検して宝石や遺物の価値を最も多く得たプレーヤーが勝利となります。

神殿カードの1から順番にカードを裏返してゲームを進めて行きます。

★プレーヤーカード

各プレーヤーにたいまつカードとキャンプカードが1枚ずつ配られます。

どちらの絵も左手にたいまつを持っているので絵的にちょっと分かりにくいですが、右手に持っているもので判断してください。

右手に「ツルハシ」を持っている方が「たいまつカード」でこれから探検に行くぞ!ってことを表していて「探検を続けます!」の意思表示に使います。

もう1枚の右手に「袋」を持っている方が「キャンプカード」で宝を持って帰って来たぞ!ってことを表していて「キャンプ地に戻ります!」の意思表示に使います。

各プレーヤーは探検を続けるのか、キャンプ地のテントに戻るのか、それの意思表示をこのカードで示します。

★お宝カード(青枠)

インカの黄金は神殿の遺跡を探検して行くのですが、1ターンごとに探検カードを場に出して行きます。探検カードに含まれるカードはこの「お宝カード」「障害カード」「遺物カード」の3種類です。

お宝カードが場に出たときは探検中にお宝を発見したことになります。

このとき神殿の遺跡の中に残っているプレーヤーでお宝カードに書かれている数字分の宝石のトルコ石(緑)を均等割りします。キャンプ地に戻っているプレーヤーはもらえません。

均等割りして割り切れなかった分の宝石はお宝カードの上に置いておきます。

例:4人でプレイして1人がキャンプ地に戻っていて3人が神殿の遺跡の中に残っていたとします。そのときお宝カードの「7」が場に出たら、神殿の遺跡の中に残っている3人で宝石のトルコ石(緑)を「2個ずつ」分けて、割り切れなかった「1個」はお宝カードの上に残しておきます。

冒険家の仲間たちと一緒に探検をしているので仲良く同じ数だけ分けましょう。

★障害カード(赤枠)

障害カードは巨大クモ、大蛇、落石、炎が噴き出す罠、さまようミイラの全部で5種類あります。

障害カードが場に出たとき、1ラウンドのうち同じ絵の障害カードが場に1枚もなければ何もおきません。最初の1枚であれば、神殿の遺跡を探検中にその絵に書かれている障害の痕跡を見つけただけに過ぎません。

ただし、1ラウンドのうち同じ絵の障害カードが場に2枚出てしまったら、痕跡ではなく本当に出会ってしまったことになり、神殿の遺跡の中にいるプレーヤーはそのラウンドで手にしたすべての宝石を神殿の遺跡に残してキャンプ地へと逃げてこなければなりません。

★遺物カード(黄枠)

遺物カードが場に出たときはそのまま場に残しておきます。神殿の遺跡を探検中にキャンプ地へ戻るプレーヤーが1人だった場合にそのプレーヤーが獲得できます。もし同じタイミングでキャンプ地へ戻るのが2人以上いた場合はどのプレーヤーももらえません。

探検を終えてキャンプ地へ戻る途中に遺物を拾って帰ることになるのですが、遺物は1個しかないのでキャンプ地へ戻るのが1人だったら、分ける必要もないので獲得できますが、一緒に帰る冒険者が2人以上いると壊して分けるわけにもいかず、そのまま神殿の遺跡に残してキャンプ地へ戻ります。

みんな仲良し冒険家!

分けられないのは宝石と同じく神殿の遺跡に残しておくのです。

ゲームの準備

★遺物カードを写真のように並べて、その上に神殿カードを左下から1、右下が2と順番に重ねていきます。

★各プレーヤーに「たいまつカード」、「キャラクターカード」、「テント」を1枚ずつ配り、テントは写真のように三角に立てます。
★宝石はひとまとめにしてみんなが取りやすい所に置きます。
★ジャンケンなどで親を決めてください。親はラウンドごとに時計回りで変わっていきます。

ゲームの終了

インカの黄金は神殿の遺跡を5ラウンド探検して宝石や遺物の価値を最も多く得たプレーヤーが勝利となります。

トルコ石(緑)×1点、黒曜石(黒)×5点、黄金(黄)×10点となり、遺物カードは神殿の遺跡から持ち出された枚数によって得点が変わります。3枚目までは5点、4枚目と5枚目は10点になります。

目印として獲得した遺物カードの上に得点分の宝石を乗せておきましょう。

もしも同点の場合は遺物カードを多く獲得している方のプレーヤーが勝利です。

ゲームの進行方法

★ラウンド開始の準備

各ラウンドは神殿カードの「1」から順番におこなわれ、「5」ラウンドで終了です。

親はこれから始まるラウンドの神殿カードを裏返し、下に重ねてあった遺物カードを取り出して探検カードの中に加え、よく混ぜて山札を作ります。

そのラウンド中に山札から場に出されなかった遺物カードはそのまま山札の中に残しておきます。

各ラウンドが始まるたびにこの手順を繰り返します。

★ラウンドの進め方

1ラウンドのうちに2枚目の同じ絵の障害カードが出るか、プレーヤー全員がキャンプ地へ戻るとそのラウンドは終了し、次のラウンドへと移ります。

ラウンドが終了すると、場に出ている探検カードを集めて山札を作ります。

まず親が山札からカードを1枚引いて場に出します。

山札から引いた探検カードはみんなが見えるように横に並べて置いていきます。列が長くなる場合は2列にしてください。

この探検カードの列が神殿の遺跡の中を進んだ「通路」になります。キャンプ地へ戻るときはこの「通路」を通って帰ることになります。

🔸お宝カードを引いた場合

このとき神殿の遺跡の中に残っているプレーヤーでお宝カードに書かれている数字分の宝石のトルコ石(緑)を均等割りし、自分のテントの横に確保しておきます。

均等割りして割り切れなかった分の宝石はお宝カードの上に置いておきます。

このとき宝石はまだテントに入れません。

🔸障害カードを引いた場合

1ラウンドのうち同じ絵の障害カードが1枚もなければ何もおきません。

1ラウンドのうち同じ絵の障害カードが2枚出てしまったら、神殿の遺跡の中にいるプレーヤーはそのラウンドで手にしたすべての宝石を神殿の遺跡に残してキャンプ地へと戻ります。

このとき自分のテントの横に確保してあった宝石と場のお宝カードの上に置いてあった宝石はひとまとめにしてある宝石の山へすべて戻し、ラウンドが終了します。

2枚目に出た同じ絵の障害カードは山札には戻さず、そのラウンドの神殿カードの横に置いてください。

🔸遺物カードを引いた場合

そのまま場に残しておきます。

もし誰の手にも入らず場に残ったままラウンドが終了した場合は山札には加えず、ゲームが終わるまで取り除いておきます。

そのラウンドで発見はされたけど、誰も入手できないまま神殿の遺跡に置いてきたので、次のラウンドからはなくなります。

🔸各プレーヤーの決断

各プレーヤーは親が山札から次の探検カードを引くときにこのまま探検を続けるか、キャンプ地へ戻るか決断しなければなりません。

各プレーヤーは「たいまつカード」と「キャンプカード」のどちらかを選び、親の「せーの!」の掛け声に合わせてカードを出します。

■探検を続けるプレーヤー

「たいまつカード」を出して探検を続ける場合は山札から探検カードを場に出して繰り返しプレイを続けてください。

■キャンプ地へ戻るプレーヤー

「キャンプカード」を出してキャンプ地へ戻る場合は「通路」に割り切れなくて残っている宝石を拾いながら帰ることになります。

キャンプ地へ戻るのが1人だった場合は通路にある宝石をすべてもらえます。このとき通路に遺物カードがあれば、その遺物カードももらえます。

キャンプ地へ戻るのが2人以上だった場合は通路にある宝石を一緒に帰る人数で均等割りして、割り切れなくて残った分はお宝カードの上に残してください。このとき通路に遺物カードがあっても、誰ももらわずにそのまま残してください。

無事にキャンプ地へ戻ったプレーヤーは確保してあった宝石と帰り道で拾った宝石を自分のテントの中に入れてください。遺物カードはテントの横に置いてください。

キャンプ地へ戻ったプレーヤーはそのラウンドが終わり、次のラウンドが始まるまで何もやることはありません。

ラウンドが終了したら、親を次の人へ変えて「ラウンド開始の準備」へ戻ります。

まとめ

インカの黄金は探検を続けるのか、キャンプ地へ戻るのか、それをどのタイミングでどっちを選ぶのか、ざっくりいうとルールはそれだけ!

早く帰りすぎてもたくさんの宝石を得られないし、探検を続けすぎても何も得られず引き返すだけになってしまう。突き進むだけの勇気ではなく、引き返す勇気も必要になるという絶妙な駆け引きを楽しめます。

ちょっとした割り算の計算をしながらゲームを進めるので子供と一緒に遊ぶと計算力の向上につながり非常にオススメ!

冒険家になりきって、みんなでワイワイ楽しく遊べるボードゲームです。

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