『カタンの開拓者たち』誰よりも早く未開の島を支配しよう!

ボードゲーム
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『カタンの開拓者たち』は世界中で何百万人もの人々に愛されているボードゲームで、あなたは探検家となり、航海の果てに辿り着いた未開の島「カタン島」を自分の知恵と運を信じて、誰よりも早く開拓を進めていき、「カタン島」の支配者になることを目指します。

マップの組み合わせは2兆9000億以上!

遊ぶたびに違う展開へ変化するので、ある程度はそのマップに合わせた戦略や戦術を練る必要があるものの、ダイスによる「運」によって、せっかく考えた戦略や戦術が総崩れし、初心者や子供に負けてしまうこともあります。

無人島だった「カタン島」には豊富な資源が眠っています。

開拓地を建てた場所から産出される資源を使って街道を敷いていき、その先に新たな開拓地を建てることで、今まで手に入らなかった資源であったり、すでに手に入れることができる資源でも、より多く手に入れることができたりします。

港に開拓地を建てると、少ない資源で違う資源を手に入れることだってできます。

そうして資源を集めていき、開拓地だった場所を都市に成長させ、「カタン島」の未来を開拓していくロマンを味わいましょう。

プレイ人数 3~4人
対象年齢 8歳以上
プレイ時間 60分

スタンダード版の拡張で『5~6人用拡張版』もあります。拡張版のみでは遊ぶことができません。遊ぶにはスタンダード版が必要になります。

地形タイルが11枚追加されることで「カタン島」が大きくなり、5~6人まで遊べます。遊び方はスタンダードと一緒ですが、遊べる人数が増えたことで次の自分の手番までに資源カードが集まりすぎることもあり、誰の手番であっても自分の建設等ができるようにルール変更されています。

スタンダード版の拡張で『航海者版』もあります。『航海者版』のみでは遊ぶことができません。遊ぶにはスタンダード版が必要になります。

「カタン島」がある程度開拓されたことで、周辺にある島々も開拓するために航海に乗り出します。『航海者版』では複数のシナリオが用意されていて、新たなカタンを楽しむことができます。

スタンダード版の拡張で『都市と騎士版』もあります。『都市と騎士版』のみでは遊ぶことができません。遊ぶにはスタンダード版が必要になります。

発展させた都市が侵略者により開拓地へレベルダウンすることもあり、それを騎士で防いだりと、ルールが複雑にはなりますが、今までのカタンとは違い、より戦略性が増しています。

スタンダード版の拡張で『商人と蛮族版』もあります。『商人と蛮族版』のみでは遊ぶことができません。遊ぶにはスタンダード版が必要になります。

4つの選択ルールと5つのシナリオが追加されており、そのままスタンダード版に適応できるルールなどもあります。バラエティーに富んだカタンを楽しむことができます。

スタンダード版の拡張で『探検者と海賊版』もあります。『商人と蛮族版』のみでは遊ぶことができません。遊ぶにはスタンダード版が必要になります。

今までのカタンにはなかった「任務」が与えられ、ならず者を発見して退治したり、漁場を発見して魚を捕まえたりと、新たな目的が加えられています。

セット内容

★海フレーム 6枚
★地形タイル 19枚
(森林×4枚、丘陵×3枚、畑×4枚、牧草地×4枚、山地×3枚、砂漠×1枚)
★数字チップ 18枚(裏面にはA~Rまでのアルファベットが記載。)
(2×1枚、3~6×各2枚、8~11×各2枚、12×1枚)
★盗賊コマ 1個
★街道コマ 60個(オレンジ、白、青、赤×各15個)
★開拓地コマ 20個(オレンジ、白、青、赤×各5個)
★都市コマ 16個(オレンジ、白、青、赤×各4個)
★ボーナスカード 2枚(最長交易路×1枚、最大騎士力×1枚)
★建設コスト表 4枚
★資源カード 95枚(森林、丘陵、畑、牧草地、山地×各19枚)
★発展カード 25枚
(騎士×14枚、[街道建設、発見、独占×各2枚]、[市場、議会、図書館、大学、大聖堂×各1枚])
★ダイス 2個

『カタンの開拓者たち』のカードサイズは「42mm×67mm」です。
カードが傷ついたりしないように保護することをオススメいたします。

『カタンの開拓者たち』 はボードゲーム漫画「放課後さいころ倶楽部」単行本2巻の15話で遊ばれています。

人付き合いが苦手で引っ込み思案の「美姫ちゃん」、天真爛漫で好奇心旺盛な「綾ちゃん」、規律正しいクラス委員長の「翠ちゃん」たち3人の女子高生を中心にボードゲームの魅力に引き込まれて、ゲームを通じて友情を深め合い成長していく青春ストーリーになっています。

ゲームの準備

★ゲーム盤を作る

🔸海フレームを6枚組み合わせる。

同じ数字が隣り合わせになるように組み合わせていきます。 組み合わせると6角形になります。

🔸地形タイルを裏面にして、よく混ぜて表面にしながら並べていきます。

真ん中から順番に表面にしながら並べます。 海フレームの中にキレイにおさまります。

🔸数字チップをアルファベットの順に外側から内側の中心に向かって反時計回りに置いていきます。

砂漠タイルの上には数字チップは置かずに飛ばして置いていきます。 すべて置いたら数字が見えるように表面に裏返します。

※地形タイルや数字チップの置き方は色々あるので、自分たちで工夫してみましょう。

例えば、最初に置く2つの開拓地と街道をすべて配置してから数字チップを表面にするなど。

★カードとコマの用意

🔸各プレーヤーは建設コスト表1枚と自分の選んだ色のコマ(都市コマ×4個、開拓地コマ×5個、街道コマ×15個)を受け取ります。

🔸資源カードは種類別にして、それぞれ表面のまま山札を作ります。

🔸発展カードは全種類を裏面にして、よくシャッフルして山札を作ります。

🔸ボーマスカード2枚とダイス2個は全員が手の届きやすい場所に置いておきます。

🔸地形タイルの「砂漠」の上に「盗賊コマ」を配置します。

各プレーヤーが受け取ります。 カード類を全員の手の届きやすい場所へ。

★最初のコマの配置

🔸ジャンケンなどでスタートプレーヤーを決めます。その後は時計回りでターンを進めていきます。

🔸1番目のプレーヤーから順番に開拓地コマと街道コマを各1個ずつ配置していきます。

開拓地は交差点へ、街道は開拓地と隣接した場所へ配置しましょう。

開拓地を配置できる場所は海フレームと地形タイルを組み合わせたときにできる交差した場所のみになります。(写真の〇で囲ってある3差路が交差点です。)

街道コマが配置できる場所は地形タイルのつなぎ目になります。(つなぎ目を道路として考えると交差点になっている場所、なっていない場所がわかりやすいと思います。)

🔸2番目以降のプレーヤーも順番に開拓地コマと街道コマを配置していきます。

配置するときのルールが2つあります。このルールはこの後のゲームを進めていく上でも守らなくてはいけません。

1.すでに開拓地が配置されている同じ交差点には配置できません。
2.すでに開拓地が配置されている隣の交差点には配置できません。

🔸各プレーヤー全員が1つ目の開拓地コマと街道コマを配置し終えたら、今度は最後のプレーヤーから反時計回りに1番目のプレーヤーに向かって、2つ目の開拓地コマと街道コマを配置します。

🔸各プレーヤーは2つ目に配置した開拓地から最初の資源を受け取ります。

2つ目の開拓地が面しているすべての地形から資源カードを1枚ずつ受け取ります。

2つ目に配置した開拓地。 最初に受け取れる資源。

各地形タイルと資源カードは下の写真のように紐づけされています。

ゲームの進行方法

ゲームの進行は大きく分けると次の手順を繰り返して進んでいきます。

1.ダイスを振る。
2.資源を獲得する。
3.アクションをおこなう。
4.次のプレーヤーへ手番が移る。

★ダイスを振る

自分の手番が回ってきたら、まず最初にダイスを2個振ります。出た目の合計の数字が配置されている地形から資源が産出されます。

ダイスの合計が「7」だった場合、誰も資源を受け取ることはできずに盗賊が活動を始めます。

「7」が出た時点で資源カードを8枚以上持っているプレーヤーは全員、持っている資源の半分を自分で選んで捨てなくてはいけません。

持っている資源カードが奇数の場合は「-1」して半分を捨てます。9枚持っている場合は4枚を選んで捨てることになります。

この処理が終わったあと、盗賊を好きな場所へ移動させます。必ず現在いる場所から違う場所へ移動させなくてはいけません。

盗賊を移動させた地形に面した交差点に開拓地または都市を配置しているプレーヤー1人から資源カードを1枚奪い、自分の手札に加えることができます。

その後、プレーヤーはアクションの手順をおこないます。

※注意点:盗賊がいる間、その地形からは資源が産出されません。

★資源の獲得

資源が産出された地形に面した交差点に開拓地または都市を配置しているプレーヤー全員が資源を受け取ることができます。自分だけが受け取れない何てこともあります。これははっきり言って運次第です。

その地形に面して開拓地を配置していれば、資源カードを1枚受け取ります。都市を配置していれば、資源カードを2枚受け取ることができます。

また同じプレーヤーが複数の開拓地や都市を配置していた場合は1箇所につき、それぞれ獲得できるので、開拓地を2箇所配置していれば、資源カードを2枚受け取ることができます。都市を2箇所配置していれば、資源カードを4枚受け取ることができます。

★アクションの種類

アクションは5種類あり、可能な限り何回でもおこなうことができます。

1.資源カードの交換する。
2.開拓地・街道の建設をする
3.開拓地を都市に発展させる。
4.発展カードを購入する。
5.発展カードを使用する。

🔸資源カードの交換

自分に足りない資源を手に入れるため、手札の資源を交換することができます。

1.他のプレーヤーとの交渉によって交換。

選んだ相手が交渉に応じると、自分の手札にある資源と他のプレーヤーが持っている資源を交換することができます。当然ですが拒否された場合はできません。

交換する枚数は自由に設定できます。2枚提示して1枚受け取るのもOK!ただし、交換をしないで渡すだけとか受け取るだけの贈与はできません。

自分のターン以外のプレーヤー同士は交換できません。

2.銀行と交換。

自分の手札に同じ資源が4枚ある場合、その4枚を山札に戻して、かわりに好きな資源を1枚だけ受け取ることができます。

港のある交差点に開拓地または都市を配置している場合は少ない枚数で好きな資源を手に入れることができます。

一般港 専門港
同じ資源3枚で、好きな資源1枚を入手。 絵の資源2枚で、好きな資源1枚を入手。

一般港は同じ資源を3枚持っていれば、どの資源でも好きな資源1枚と交換できますが、専門港の場合はその絵の資源でなければ、交換はできません。

🔸開拓地・街道の建設

街道をつないで開拓地を建設して、その開拓地を都市に発展させていくことで、資源の生産力が上がり、さらにはポイントを増やすこともできます。

建設をするには設定された資源のセットを山札に戻すことで可能です。

建設コスト表に書かれている内容のセットで建設していきます。

・森林1枚+丘陵1枚=街道1個
・森林1枚+丘陵1枚+畑1枚+牧草地1枚=開拓地1個
・畑2枚+山地3枚=開拓地1個を都市に発展
・畑1枚+牧草地1枚+山地1枚=発展カード1枚を引く

自分の街道につなげて置くか、開拓地または都市につないで置いていくか、自分の欲しい資源や港に向かって、つなげていきましょう。ただし、街道は1つの道に1つしか置くことができませんので早い者勝ちです。

進みたい先に他のプレーヤーの街道や開拓地または都市があるときは先へはつないでいけません。

街道の長さが連続して5本以上になった場合、「最長交易路」のボーナスカードを受け取ることができます。このカードを持っているプレーヤーには「2ポイント」加算されます。

ただし、他のプレーヤーの街道が同じ長さになった場合は一度返却しなければなりません。

街道が「最長」のプレーヤー1人だけが受け取ることになります。

「最長」のプレーヤー1人だけが受け取る。 枝道は含まれません。

開拓地は自分の街道がつながっている交差点に建設することができますが、自分を含めて、どのプレーヤーの開拓地または都市がある隣の交差点には建設できません。

開拓地を建設した周囲の地形から資源を受け取れるようになるので、よく考えて建設しましょう。

🔸開拓地を都市に発展

都市は建設済みの開拓地を発展させて資源の生産力を上げていきます。最初から都市を建設することはできません。所有している開拓地を都市に発展させていきます。

都市に発展させると得られる資源が2倍になるので積極的に狙っていきましょう。

🔸発展カードを購入

発展カードを購入した際は他のプレーヤーから内容を見られないように自分だけで確認して、裏面のまま手元に置いてください。

購入したカードはすぐには使用できず、次の自分のターンが来るまで使用できません。

🔸発展カードを使用

発展カードを持っていれば、ダイスを振る前でも後でも使用することができます。だだし、そのターンに購入した発展カードは使用できません。

1ターンに使用できる発展カードは1枚のみなので、よく考えて使用していきましょう。

発展カードは全部で25枚あります。

1.騎士カード 14枚
2.進歩カード 6枚(街道建設・発見・独占×各2枚)
3.ポイントカード 5枚(市場・議会・図書館・大学・大聖堂×各1枚)

騎士カードはダイスで「7」を出したときのように盗賊を移動させて、移動した地形に面しているプレーヤー1人から資源を1枚奪うことができます。ただし、手札を半減する効果はありません。

使用した騎士カードは表面にして自分の手元に並べて置きます。

使用した騎士カードが最初に3枚になったプレーヤーは「最大騎士力」のポイントカードを受け取ることができます。このカードを持っているプレーヤーには「2ポイント」加算されます。

ただし、他のプレーヤーの使用した騎士カードが同じ枚数になった場合は一度返却しなければなりません。

使用した騎士カードが「最大」のプレーヤー1人だけが受け取ることになります。

「最大」のプレーヤー1人だけが受け取る。 使用した騎士カードが3枚以上。

進歩カードは3種類あります。

1.街道建設

資源カードを使用ぜずに街道を2本建設することができます。建設方法は通常通りと同じように自分の街道や開拓地または都市とつなげて建設します。2本共つなげてもいいし、別々の場所に建設してもかまいません。

2.発見

山札から好きな資源カードを2枚受け取ることができます。

3.独占

5種類の資源カードの中から1種類だけを選び、その資源を他のプレーヤー全員から、すべて奪って自分の手札にすることができます。

ポイントカードは5種類ありますが、効果に違いはありません。発展カードを購入した時点で自分に1ポイント入ります。

このポイントカードは自分の手元に裏面のまま置いておき、自分のターンで10ポイント以上に達したとき表面にします。

購入した時点で10ポイントになった場合はすぐに表面にしてかまいません。

★次のプレーヤーへ手番が移る

自分のターンでできることがなくなったら、次のプレーヤーへ手番が移ります。

資源カードを使用しないで、次のターンへ持ち越してもかまいません。ただし、手札が8枚以上持っている状態で持ち越すと盗賊に狙われることもあるので、よく考えて自分の手番を終了しましょう。

ゲームの終了

自分のターンが来たときに「10ポイント」以上になったプレーヤーの勝利!

🔸ポイントの入手方法

開拓地の所有 所有数×1ポイント
都市の所有 所有数×2ポイント
最長交易路の所有 2ポイント
最大騎士力の所有 2ポイント
発展カードのポイントカードの所有  所有数×1ポイント

まとめ

『カタンの開拓者たち』はさすが世界中の人々に愛されているだけのボードゲームです。

初めて遊ぶときはゲームの準備に戸惑うかもしれませんが、一度遊んでしまえば、それほど大変な作業ではありません。みんなで分担すればすぐに終わります。

始めのうちはどこに開拓地を建設していくかイメージをしながら街道をつなげていくのですが、当然他のプレーヤーも同じ場所を狙っていることもあり、これがまたイメージ通りにいかない!

普段よく出るダイスの目が全然出ないこともあるので、資源が手に入らなくて何もできないことが普通にありえたりするので、街道すらつなげられないとかあります。

遊ぶたびに違うマップになるし、その時のダイスの目の流れ的な要素もゲームを楽しくしています。

遊び慣れてきたら、自分たちルールを作ってみるとか、豊富にある拡張版を買ってみるとかで、遊び方を色々と変化させることもできるので、いつまでも楽しく遊べるところが『カタンの開拓者たち』のすばらしいところです。

是非一度、『カタンの開拓者たち』の世界をお楽しみください。

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