『ザ・レフュージ 生存競争』は何者かが打ち上げたミサイルから化学弾頭が降り注ぎ、有毒ガスが怒涛の如く地球全土を覆いつくして、数十億人の命を瞬く間に奪ってしまい、生き残った者の一部が徐々にゾンビへとなり果てていき、災厄から逃れた生存者たちは存続への僅かな希望を胸に抱いて、避難地(ザ・レフュージ)へと向かっていく。
ただし、生存の可能性を掴むことができるのは最初に避難地へたどり着いた者だけ!
荒れ果てた不毛の地を自身が持っているすべての知略とずる賢さ、そして戦略を駆使して、この生存競争を戦い抜き、避難地(ザ・レフュージ)へとたどり着くことができるのか?
ゾンビから逃げながら「カギカード」を手に入れ、避難地(ザ・レフュージ)へと向かうために他のプレーヤーの妨害をしつつ、自分の生存の助けとなる「アクションカード」の収集も怠らないようにしましょう。ただし、時間を掛け過ぎると避難地へ到達できません。
最初にカギを開け、避難地(ザ・レフュージ)へ到達したプレーヤーの勝利となります。
プレイ人数 | 2~6人 |
対象年齢 | 13歳以上 |
プレイ時間 | 30分 |
『ザ・レフュージ 深海よりの恐怖 完全日本語版』もあります。
こちらはゾンビではなく、巨大クラーケンから逃げきり、深海の潜水艦へとたどり着き、道具や宝を引き上げるのが目的で、協力型と対戦型の両方のルールが楽しめるようになっています。
セット内容
★ゲームボード 1枚
★プレーヤーフィギュア 6体
★ゾンビフィギュア 60体(男性×30体、女性×30体)
★アクションカード 49枚
『ザ・レフュージ 生存競争』のカードサイズは「57mm×88mm」です。
カードが傷ついたりしないように保護することをオススメいたします。
ゲームの準備
各プレーヤーの中央にゲームボードを広げ、自分の使用する色のコマをスタート地点に配置します。「START」と書いてある列であれば、どの位置でも大丈夫です。
すべてのアクションカードをよくシャッフルし、各プレーヤーに3枚ずつ配り最初の手札とします。残りのカードは山札とし、ゲームボードの近くに置きます。
もしも、配られたカードが3枚とも「カギカード」だった場合はすべてを山札に戻し、シャッフルし直したあと、新たにカードを3枚受け取ってください。
ジャンケンなどでスタートプレーヤーを決め、その後は時計回りの順番で手番をおこないます。
カードについて
アクションカードは全部で7種類あり、1回使用すると捨て札にしなければいけません。手札の所持数には制限がないので、何枚でも所持することができます。ただし、アクションカードの山札がなくなるとゲーム終了となり、ゴール地点に一番近いプレーヤーの勝利となります。
避難地(ザ・レフュージ)であるフィニッシュ地点の前にある「封鎖タイル」に入るためには必ず手札に所持していなければいけません。
勝利のための必須カードです。 |
任意のプレーヤーの手札からカードを盗み取ることができる。 |
ゾンビと遭遇したときに自動的に使用します。プレーヤーとゾンビが同じタイルに存在したとき即座に戦闘が始まり、このとき武器カードを使用したプレーヤーのターン中の行動は手番のアクションとしてカウントしない。 |
アドレナリンカードは武器カードと組み合わせて使用するカードで、武器カードを使用した後に捨て札にすることで、追加の行動をすることができるようになる。 |
プレーヤーは通常「上、下、左、右」に1マスしか移動できないが、機敏カードを使用することで、任意の斜め方向に1マス移動できるようになる。 |
跳躍カードは1マスを跳び越えて移動することができる。ただし、他のプレーヤーがいるマスや封鎖タイルを跳び越えることはできない。 |
懐中時計カードは自分のターン以外で使用することができ、使用したプレーヤーは即座に他のプレーヤーの行動を停止させて、自分の行動をおこなうことができる。その後、停止させられたプレーヤーが行動をおこなう。 |
タイルについて
ゲームボードに記載されている各タイルはプレーヤーが自分のターンにそのタイルの上に配置されたときに効果が発生し、次のターンで移動せずにその場に滞在しても効果は発生しません。
1つのタイルに複数のプレーヤーや複数のゾンビを配置することはできません。1つのタイルに存在できるのはプレーヤーとゾンビが遭遇して、戦闘になるときのみです。
出現タイルにプレーヤーが移動した場合、そのプレーヤーは空白の任意の出現タイルにゾンビを出現させる。 |
危険タイルにプレーヤーが移動した場合、そのプレーヤーは1体のゾンビを上下左右のいずれかに1マス移動させることができる。 他のプレーヤーがいるマスに移動させて戦闘をさせることもできます。 |
安全地帯タイルにプレーヤーが移動した場合、このタイルの上にいるプレーヤーはゾンビたちの攻撃を受けない。 このタイルにゾンビを侵入させることはできません。 |
転換タイルにプレーヤーが移動した場合、そのときに安全地帯タイルの上にいるプレーヤーと場所を入れ替えることができる。 安全地帯タイルの上に他のプレーヤーがいない場合や場所を入れ替えたくないときは何も起きません。 |
封鎖タイルにプレーヤーが移動するには条件があり、カギカードを手札に所持していなければいけません。カギカードを所持するまではこのタイルに移動できません。 このタイルにもゾンビは移動できます。 |
STARTタイルはゲーム開始時のスタート地点になります。 この場所にゾンビは移動できません。 |
FINISHタイルは避難地(ザ・レフュージ)であり、ゴール地点です。最初にこの場所にたどり着いたプレーヤーが勝利となります。 |
ゲームの進行方法
各プレーヤーが最初に移動できるのはスタート地点沿いの上段の横一列のタイルであれば、どこでも移動することができます。
必ず最初に移動させる必要はなく、アクションカードを引くこともできます。しかし、出発をあまり先延ばしにするとゾンビが溢れてきて移動が難しくなることもあるので注意しましょう。
各プレーヤーが自分のターンでおこなえる行動は次の3つのうち1つになります。
1.自分のプレーヤーフィギュアを1マス移動する。
2.アクションカードの山札からカードを1枚引く。
3.手札のアクションカードを1枚使用する。
★プレーヤーの移動
アクションカードを使用しない限り、プレーヤーが移動できるのは「上下左右」のいずれかに1マスのみで、他のプレーヤーがいるマスには移動できません。
ゾンビがいるマスには移動できますが、武器カードが手札にない状態で移動すると、ゾンビとの戦闘に敗北したことになり、スタート地点に戻ることになります。敗北してスタート地点に戻った場合、すべての手札は所持したまま戻り、そこからゲームを継続して進めます。
ゾンビとの戦闘で敗北しても、ゲームから離脱することはありません。
★ゾンビの移動
プレーヤーが「危険タイル」に移動した場合、そのプレーヤーはゾンビ1体を「上下左右」のいずれかに1マスのみ移動させることができます。ただし、すでにゾンビがいるマスや「安全地帯タイル」に移動させることはできません。
他のプレーヤーがいるマスにゾンビを移動させた場合、そのプレーヤーとゾンビは即座に戦闘を開始することになります。そのプレーヤーが「武器カード」を所持していた場合、ゾンビはゲームボード上から取り除き、「武器カード」を所持していなかった場合、そのプレーヤーはスタート地点に戻され、ゾンビはそのままその場に残ります。
ゲームの終了
「カギカード」を入手してから「封鎖タイル」に侵入し、FINISHタイルの避難地(ザ・レフュージ)まで誰よりも早く到達したプレーヤーの勝利となります。
アクションカードの山札がなくなった場合、新たな山札を作るのではなく、その時点でゲームが終了となり、最もFINISHタイルに近いプレーヤーの勝利となります。最も近いプレーヤーが複数いた場合はカギカードを多く所持してプレーヤーの勝利です。
まとめ
『ザ・レフュージ 生存競争』はゾンビが出て来るボードゲームの割にサクサクと遊ぶことができてルールも簡単なので非常に遊びやすいボードゲームです。
ゾンビフィギュアはグレー単色ですから、より一層ゲームを盛り上げるために好きな方は色付けなどをしてみるのもいいかもしれないですね。
カギカードを入手していない状態ではゴールができないので、カードの引きによる運要素もありますが、手札のアクションカードを駆使して、他のプレーヤーからカギカードを奪ったり、ゾンビを利用して行く手を阻んだり、戦略性も十分にあります。
1人のプレーヤーが飛び抜けて順調にゴールへ向かっているときなど、その他のプレーヤー達と協力して妨害するのもアリです。
対戦型のゲームが苦手な方は協力型でも遊べる『ザ・レフュージ 深海よりの恐怖 完全日本語版』がオススメです。
基本的に移動は1マスずつしか移動できないし、カードの種類も少ないので、ルールが覚えやすくて非常に遊びやすい『ザ・レフュージ 生存競争』オススメです。
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