『ラブレター』で使用するカードはたったの16枚!これしか使わないのにとっても楽しめちゃうところがこのカードゲーム『ラブレター』の素晴らしいところ。非常にお手軽なのに奥深さもしっかりとあり、遊ぶたびに様々なドラマを生み出してくれます。
とある小さな王国の美しいお姫様に恋心を抱いた若者たちがラブレターをしたためて、城に仕える様々な地位の者たちに協力してもらいながら、自分の想いをお姫様のもとへ届けることがこの『ラブレター』の目的です。
基本的に使うものは16枚のカードだけなので遊び方はいたって簡単!
ゲーム終了までのサイクルも早いしテンポよく進むので、お子様から大人まで一緒にワイワイ楽しく遊ぶことができます。
パッケージも小さいので持ち運びも非常に便利!
プレイ人数 | 2~4人くらいまで |
対象年齢 | 10歳以上 |
プレイ時間 | 5~10分 |
オリエンタルラジオの中田敦彦さんが 『ラブレター』をもとに考案したカードゲームで使用するカードが18枚に増えています。
『ラブレター』とは違い、世界観が一新されていて何よりイラストがとても綺麗でカッコイイ!
ゲームの概要
プレーヤーはお姫様に恋心を抱く若者となり、お姫様のもとへラブレターを届けようとします。
お城に仕える様々な地位の協力者があなたのラブレターを運んでくれるのですが、その協力者はあなたの恋敵をひとりでも減らすためにあなたや恋敵に対して色々な効果を発生させます。
あなたは自分の協力者が誰なのか恋敵に推測されないようにお姫様またはお姫様に最も近い地位の者へラブレターを渡すことを目標とします。
恋敵に負けることなく、見事お姫様へあなたの想いを届けましょう!
人付き合いが苦手で引っ込み思案の「美姫ちゃん」、天真爛漫で好奇心旺盛な「綾ちゃん」、規律正しいクラス委員長の「翠ちゃん」たち3人の女子高生を中心にボードゲームの魅力に引き込まれて、ゲームを通じて友情を深め合い成長していく青春ストーリーになっています。
セット内容
使うのは16枚と言ったわりにはたくさんのカードが入っています。
★ゲームカード 16枚
★追加カード 6枚
★一覧カード 4枚
★テキストレスゲームカード 22枚
★トークン 12個
★羽ペンタイル 1個
基本的に実際のゲームに使用するのは一番左側にある16枚を使用します。
繰り返し遊んで『ラブレター』に慣れてきたら、カード全体にイラストが描かれていて下部に能力の書いていないテキストレスゲームカードで遊んでみるのもいいかと。
『ラブレター』のカードサイズは「63mm×88mm」です。
カードが傷ついたりしないように保護することをオススメいたします。
カードについて
兵士 | 強さ1 | 5枚 |
恋敵(他のプレーヤー)を指定し、兵士以外のカード名を1つ選び宣言します。指定された恋敵の手札のカードが宣言と一致した場合、その恋敵はゲームから脱落します。
指定された恋敵はカードが宣言と一致している場合、手札を捨て札にしてゲームから脱落します。一致していない場合は「一致してません」と回答し、ゲームを続けてください。
強さが1と低いですが、使い方によっては最強のカードになりえるかも?
道化 | 強さ2 | 2枚 |
恋敵(他のプレーヤー)を指定し、その恋敵の手札を見る。
手札を見ることができるのはこのカードを使用したプレーヤーのみで他の恋敵に内容を公開してはいけません。
手札を見られたプレーヤーは手札を入れ替えないと危険かも?
騎士 | 強さ3 | 2枚 |
恋敵(他のプレーヤー)を指定し、自分と指定した恋敵の手札の強さを他の恋敵に知られないように比較して、強さの低い方がゲームから脱落します。
強さが同じ場合は何も起きずにそのままゲームが続きます。
指定する相手を間違うと自分が脱落しちゃいます。
僧侶 | 強さ4 | 2枚 |
次の手番まで自分への効果を無効にします。
このカードの効果を受けているプレーヤーを指定することはできますが、何も効果は発生しません。
うまく使えば、お互いのためにいいことがあるかも?
魔術師 | 強さ5 | 2枚 |
自分か恋敵(他のプレーヤー)のいずれか1人を指定し、指定されたプレーヤーは手札を捨て札にして山札からカードを1枚引く。
この場合、捨て札になったカードの効果は発生しません。山札にカードが1枚もない場合は最初によけておいた1枚のカードを引きます。
使うタイミングが難しいカードかもね。
将軍 | 強さ6 | 1枚 |
恋敵(他のプレーヤー)を指定し、手札を交換する。
将軍より強いカードを手に入れるチャンスではあるけども…。
大臣 | 強さ7 | 1枚 |
女侯爵(追加カード) | 強さ7 | 1枚 |
🔸大臣
山札からカードを引いて手札の強さの合計が12以上になった場合、ゲームから脱落します。
強さ5以上のカードを手札に持っていて、山札から「大臣」を引いてしまったときもあなたはゲームから脱落します。
捨て札になっているカードをよく見て、山札に残っているカードが何かを予測しよう。
🔸女侯爵
山札からカードを引いて手札の強さの合計が12以上になった場合、このカードを捨て札にしなければならない。
大臣と違って脱落しないだけ優しいよね。
ゲームで使用する強さ7のカードは1枚なので、ゲームスタート前に「大臣」か「女侯爵」のどちらか1枚を選び山札に加えてください。
姫(長女)(左) | 強さ8 | 1枚 |
姫(次女)(真ん中)(追加カード) | 強さ8 | 1枚 |
姫(三女)(右)(追加カード) | 強さ8 | 1枚 |
王子(追加カード) | 強さ8 | 1枚 |
伯爵夫人(追加カード) | 強さ8 | 1枚 |
🔸姫(長女)
このカードを捨て札にしたプレーヤーはゲームから脱落します。
道化や騎士の効果で内容を見られただけなら問題ありません。あくまでも捨て札になった場合です。
🔸姫(次女)
このカードが手札にあるときに脱落した場合、山札からカードを1枚引いてゲームに復帰します。
山札にカードが1枚もない場合は最初によけておいた1枚のカードを引きます。
🔸姫(三女)
このカードを捨て札にしたプレーヤーはゲームから脱落し、即座にゲーム終了となります。
🔸王子
このカードを捨て札にしたプレーヤーはゲームから脱落します。
姫(長女)と同じ内容です。男性にラブレターを届けたいときに使用してください。
🔸伯爵夫人
このカードは場に出すことができず、山札がなくなったときはゲームから脱落します。
場に出すことができないのでそのまま持っていると、山札がなくなったときに脱落するという危険なカードです。
他の恋敵を全員脱落させるか、魔術師や将軍の効果を受けると脱落しないで済みます。
ゲームで使用する強さ8のカードは1枚なので、ゲームスタート前に「姫(長女)」か「姫(次女)」か「姫(三女)」か「王子」か「伯爵夫人」のいずれか1枚を選び山札に加えてください。
『ラブレター』を渡す相手を誰か1人に決めましょう。
王 | 強さなし | 1枚 |
このカードが手札にある場合、あなたはゲームから脱落します。
ゲームスタートでこのカードを配られたプレーヤーは残念ながら、その時点でゲームから脱落します。
わたしの娘たちは誰にも渡さん!的な?ちょっと怖いお父さん。
ゲームスタート前に「王」を加えて17枚でゲームをするか決めてください。
一覧カードにはカードの地位や強さ、能力や枚数が書かれています。
ゲームスタート前に各プレーヤーに配り、テキストレスゲームカードで遊ぶのもありです。
トークンとタイルについて
トークンは連続して『ラブレター』を楽しむときに使用します。
1回の勝利で1トークン獲得。勝者が引き分けの場合はどちらも1トークン獲得。手札の強さが「8」で勝利した場合は2トークン獲得。
最初に3トークン獲得したプレーヤーが勝者!
という感じで自分たちでルールを自由に決めて遊ぶといいですよ。
羽ペンタイルはスタートプレーヤーを決める際に使用します。
30cmほどの高さから羽ペンタイルを落とし、ペン先の指すプレーヤーからゲームスタートします。
ジャンケンで決めても問題はありません。
ゲームの準備
★ゲームカードの「強さ7」と「強さ8」のカードをどのカードにするか決めます。
ゲームに使用するのはどちらも各1枚ずつです。
★ゲームカード16枚をよくシャッフルし、各プレーヤーの中央に裏面で積み山札を作ります。
追加カードの「王」を加えるときは17枚になります。
★山札の一番上から裏面のままカードを1枚取り、山札の脇によけておきます。
2人で遊ぶ場合はさらに山札の上から表面してカードを3枚取り、山札の脇におきます。この3枚のカードは山札に残っているカードや相手の手札カードを推理するときに利用するためのものです。
★スタートプレーヤーを決めます。
★スタートプレーヤーから順に山札からカードを1枚ずつ引き、自分の手札とします。
他のプレーヤーにカードの内容を見られないようにしてください。
ゲームの進行方法
★スタートプレーヤーが山札からカードを1枚引いて手札に加えます。
★手札から捨て札にするカードを1枚選び、場に出します。
★場に出したカードの効果を発生させます。
★効果の処理をおこなったら自分の手番が終了。
この手順をスタートプレーヤーから時計回りにおこなっていきます。
捨て札にしたカードは自分の前に何を捨てたのか分かるように表向きで並べてください。このカードをもとに相手の手札を推理していきます。
脱落した場合は手札にあったカードを捨て札にしてください。
ゲームの終了
ゲームの終了は2パターンあります。
★山札から最後の1枚を引いたプレーヤーが効果の処理をおこなったらゲーム終了。
脱落しないで残ったプレーヤーの手札を公開して最も強いカードを持っているプレーヤーが勝者!
★1人を残して他のプレーヤーが全員脱落したらゲーム終了。
脱落しないで残ったプレーヤーが勝者!
まとめ
『ラブレター』はルールが簡単なので、初めて遊ぶ人がいてもすんなりとゲームに入ってこられるところが実にいい。
1~8までの強さのカードを16枚使い、2枚の手札から1枚を選んで手札に残す。
すごくシンプル!
ただし、このシンプルさの中に相手プレーヤーとの駆け引きがしっかりと盛り込まれていて奥深いゲームでもあります。
遊べば遊ぶほどゲームの奥深さが伝わってくるこの『ラブレター』オススメです!
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