『のびのびTRPGスチームパンク』自分たちの物語を作ろう!

ボードゲーム
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『のびのびTRPGスチームパンク』の「TRPG」とは「テーブルトーク・ロールプレイングゲーム」のことで、ルールに従いダイスなどを使って、プレーヤー同士が会話をしながらロールプレイングゲームを楽しく遊びましょう!ということです。

何だか難しく感じるかもしれませんが、この『のびのびTRPG』はTRPGを初めて遊ぶ方にも簡単に楽しめるように設定されていて、本当に「のびのび」と遊べます。

TRPGに興味はあるけども、なかなか手が伸びないという方はまず『のびのびTRPG』で遊んでみることをオススメいたします。また興味のない方も一度遊んでみることでTRPGが好きになるかもしれませんよ。

『のびのびTRPGスチームパンク』の舞台は「機械によるファンタジー」です。

機械文明は人々に大きな豊かさと野心をもたらしました。現実とは異なる進化をした機械はもはや魔法のようで空を飛ぶことも日常の光景。滅んだはずの超文明、力を求める帝国の陰謀、この時代を生きる1人として機械と神秘が彩る大冒険に出かけましょう!

プレイ人数 1~5人
対象年齢 10歳以上
プレイ時間 30~60分

ホラーストーリーが体験できる『のびのびTRPGザ・ホラー』もあります。ホラーといっても進み方によってはなかなかのコメディ。

ゲームの概要

『のびのびTRPGスチームパンク』は会話とダイスで物語を紡ぎ、気楽に遊べるボードゲームです。

TRPGと呼ばれるボードゲームはたくさんありますが、この『のびのびTRPGスチームパンク』はその中でも「抜群にゆるく」、カードを読んでダイスを振る!それだけで「スチームパンク」の世界観を無限に楽しめてしまうのです。

山札をめくるたびに巻き起こる数々の神秘と浪漫。遊ぶたびにどんな大冒険が待ち受けているのか、それを知っているのはカードとダイス、そしてみんなの会話だけ。

初心者こそが「のびのび」と遊べる新感覚TRPG!

山札以外はすべてオープンにして全員で楽しむこと。これだけを前提にあとはその場の「ノリ」で『のびのびTRPGスチームパンク』を楽しく始めちゃいましょう。

セット内容

★PCカード 12枚(プレーヤーキャラクター)
★イントロダクションカード 12枚(序説、前置き)
★クライマックスカード 12枚(最も盛り上がる場面)
★場面カード 64枚
★光カード 30枚
★闇カード 30枚
★GMタイル 1枚(ゲームマスター)
★場面PCタール 1枚
★矢印タイル 6枚
★6面体ダイス 6個
★ゲーム進行カード 5枚
★特殊表カード 2枚

『のびのびTRPGスチームパンク』には2種類のカードサイズがあります。

「80mm×120mm」が17枚と
「63mm×88mm」が150枚です。

カードが傷ついたりしないように保護することをオススメいたします。

カードとタイルについて

PCカードは全部で12枚あり、基本的にはその職業の表裏で男女になっておりますが、表裏で違う職業のPCカードも5枚含まれていて17種類の職業で遊べるようになっています。

職業によって力や技、スキルも違いますが、どのPCも絵がとっても可愛いので、とりあえずは気に入った絵のPCで遊ぶのがいいと思います。

あとはシャッフルしてランダムに配り、配られたPCカードの表裏のどちらか好きな方で遊ぶのもいいかもしれませんよ。

イントロダクションカードは物語の導入部分が書かれていて、「ゲームスタート時」にGMがこのカードを引いて読み上げます。その内容をもとに物語がスタートします。どんな物語になるのか楽しみですね。

ゲームの「一番最初」に1枚引くだけなので、ゲーム中に使うことはありません。

クライマックスカードは物語の佳境にふさわしい試練が書かれていて、「ゲームの一番最後」に引いて判定をおこないます。

成功で終わるのか失敗に終わるのか、どちらにしても冒険の結果をみんなで楽しく語り合おう!

ゲームの「一番最後」に1枚引くだけなので、ゲーム中に使うことはありません。

場面カードは1つの処理の中で1枚だけ引きます。引いた内容を前の処理の場面に物語がつながるようにGMが読み上げます。

『のびのびTRPG』では前の処理の場面とつじつまが合わないことがよくありますが、そんなときは「強引に場面がつながるように」即興で工夫してみましょう。誰もが予想しないような展開でもかまいません。それがまた物語を楽しくします。

どうしても難しかったら場面カードの内容を読み上げるだけでもかまいません。そこは臨機応変に楽しく「のびのび」遊びましょう。

光カードは場面に成功するともらえます。魅力的で特徴的な称号やスキル、またはNPC(ノンプレーヤーキャラクター)がPCに足されていきます。

闇カードは場面に失敗するともらえまます。クセの強い特徴的な称号やスキル、またはNPC(ノンプレーヤーキャラクター)がPCに足されていきます。

GMタイルはGMが持つタイルで、場面カードを読み上げる進行役だと思ってください。『のびのびTRPG』でのGMは持ち回り制を採用しているので、1つの場面の処理が終わったら左隣のプレーヤーにGMが移ります。

場面PCタイルは場面PCが持つタイルで、その場面の主人公だと思ってください。場面PCはその場面で「判定」または「ロールプレイ」に挑むことになります。1つの場面の処理が終わったら左隣のプレーヤーに場面PCが移ります。

矢印タイルは「他PCとの関係性」を示すときに使用します。

ゲーム進行カードは『のびのびTRPG』のルールが1枚にまとまって書かれています。ゲームスタート時に各プレーヤーに配りましょう。

特殊表カードは「目的表/神秘表」と「機械表/物品表」の2枚があり、場面の展開に困ったときなどに利用してください。

ゲームの準備

★使用するPCカード(職業)を決める。
17種類ある職業から好きなものを選びましょう。ゲームがスタートしたら、その職業になりきってください。

★山札を作る。
「場面カード」「光カード」「闇カード」の3種類をよくシャッフルし、場の中央へ置きます。このときダイス6個も一緒に用意しましょう。
「イントロダクションカード」「クライマックスカード」の2種類もよくシャッフルし、こちらはゲームの最初と最後にしか使はないので邪魔にならないところへ置きます。

★最初のGMと場面PCを決める。
ジャンケンなどでGMを決めます。TRPGの経験者がいる場合はそのプレーヤーにやってもらうといいでしょう。GMが決まったら、その左隣のプレーヤーが場面PCになり、それぞれ「GMタイル」と「場面PCタイル」を受け取りましょう。
『のびのびTRPG』のGMは持ち回り制なので、最初の場面が終わると、場面PCは左隣のプレーヤーへ移ります。場面PCだったプレーヤーは今度はGMになります。このようにGMが持ち回りでかわっていきます。

★イントロダクションカードを引く。
GMが「イントロダクションカード」を1枚引いて読み上げます。プレーヤーみんなでその場面を思い描き、イメージが共有できたらゲームスタートです!

ゲームの進行方法

★GMは山札から「場面カード」を1枚引きます。
今までの場面と何となく物語がつながるように工夫して読み上げましょう。あくまでも何となくなので難しく考えずにおもいつきで大丈夫です。

★場面PCは「場面カード」の内容に従って、「判定」か「ロールプレイ」をおこない、事態の解決に挑みます。
成功なら「光カード」、失敗なら「闇カード」を山札から1枚引き、自分の手元に全員が見えるように置きます。

★処理が終わったら、GMと場面PCがそれぞれ左隣のプレーヤーに移ります。

これを繰り返すことでゲームが進行していき、全員がGMと場面PCを3回ずつ経験したら、いよいよ物語のクライマックスを迎えことになります。

判定について

場面カードに「判定」と書かれていた場合、場面PCはダイスを2個振り、出た数値を指定された「力」または「技」に加え合計値を出します。

その合計値が場面カードに指定された目標値以上なら「成功」で光カードを引きます。目標値以下なら「失敗」で闇カードを引きます。

各PCには固有のスキルがあり、それを使用することで有利にすることができます。また今までに引いた光カードや闇カードからスキルを得られることもあります。

スキルには「自身の判定」または「他者の判定」と書かれているので、場面PCがダイスを振る前に使用するのか、しないのかを宣言してください。

例外が書かれていない限り、ひとつの場面で使用できるスキルは1人ひとつだけです。

ロールプレイについて

場面カードに「ロールプレイ」と書かれていた場合、場面PCは「PCとしての言動」でその場面を切り抜けてください。

ロールプレイとは「役割を演じる」ということです。PCの気持ちになって言動を考えてもいいし、自分の個性を出してもかまいません。プロの俳優を目指しているわけではないので、普通の話し方で喋るだけでもOKです。

困っているようであれば、他のプレーヤーも参加して助けてあげましょう。

何よりも「TRPG」は楽しく盛り上がることが大切です。

「ロールプレイ」の結果が「成功」または「失敗」なのかを判断するのは「GM」です。判断基準はGM次第なので、どんな判断をくだしてもかまいません。

ゲームの終了

プレーヤー全員がGMと場面PCを3回ずつ経験したら、いよいよ物語のクライマックスを迎えことになります。PC全員で壮大な判定に挑みましょう!

クライマックスカードの山札からカードを1枚引きます。

クライマックスの判定では「GM」はいないものとして扱います。ルールの解釈はプレーヤー全員でおこなってください。

クライマックスカードに指示がない限り、「力」「技」は足すことができず、スキルも一部を除き使用することができません。

使用できるスキルは「常時」「すべての判定」と書かれているものだけです。

いざ!判定へ挑め!

判定が終わったらプレーヤーみんなで冒険の結果を語り合いましょう。たとえ判定に失敗したとしても、みんなで楽しい時間を過ごすことができたのなら、それはそれで成功です。

物語の結末について雑談したら「ゲーム終了」です。

2人で遊ぶ場合

★それぞれPCカードを1枚選んだ後にもう1枚「NPC」としてPCカードを選んでください。

★2人が交互に「GM」と「場面PC」を通常通りに繰り返します。

★GMはNPCとして選んだPCカードも使い、可能な限り場面PCのサポートをしてください。NPCとして選んだPCカードは場面PCにはならないので、「光カード」「闇カード」は得られません。

★それぞれが「GM」「場面PC」を3回ずつおこなったら、クライマックスカードを1枚引き、通常通りに判定をしてください。

1人で遊ぶ場合

「カードをもとに自分で物語を作って書く」という遊び方です。

★PCカードを1枚選びます。

★場面カードを1枚引き、通常通り「判定」「ロールプレイ」をおこないます。このとき、GMも場面PCも1人でおこないます。判定の場合は目標値を「-4」にしてダイスを振ってください。

★場面の結果内容を自分なりに書いていきます。

★場面を5回おこなったら、クライマックスカードを1枚引きます。このときクライマックスの判定はおこないません。物語のエンディングを付け加えて、どのように盛り上がったのかを自分で想像して書いてください。

★最後に書き終わった物語を読み返して、「ニヤッ!」としましょう。

まとめ

『のびのびTRPGスチームパンク』はある程度、自分たちで物語を作る必要があるので、正直なところ向き不向きがあるとは思いますが、数ある「TRPG」の中でも「抜群にゆるい」ので、「TRPG」に興味のある方が最初に遊ぶ「TRPG」として非常にオススメできます。

そもそも「TRPG」とは「テーブルトークで役割を演じるゲーム」なので、与えられた世界観を自分でイメージして、自分なりの解釈でそのキャラクターになりきり、みんなとおしゃべりをしながら、冒険を楽しむことが大切です。

それは無理、できないという方には向いていないでしょう。

しかし、この『のびのびTRPG』は順番が回ってくるたびにカードが与えられるので、整合性はないものの、とりあえず読み上げて、ダイスを振れば、それなりにゲームは進んでいきます。

違った視点でみると、複数の整合性のない文章を1つの文章であるかのように作りあげる能力が身につく!っていうことでしょうか。

文章を読み解く力、それをつなぎ合わせる力、またそれを人に伝える力が養われます。

最初は難しくて楽しめないかもしれませんが、遊んでいるうちにこういった力が身についてきて、だんだんと「TRPG」の楽しみ方がわかってくるかも。

もともと、おしゃべり好きな人たちが集まって遊んだら、最後には誰もが予想しないような壮大な物語とエンディングを迎えることになって、映画の主人公にでもなった気分を味わうことができるかもしれませんよね。

「TRPG」に興味のある方、そうでない方にもオススメの『のびのびTRPG』是非お試しください。

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