『ロールプレイヤー完全日本語版』は伝説的な冒険へ旅立つために武器や甲冑を購入し、冒険の中でどんなことがおきようとも乗り越えられるよう技能を習得させ、眠っている潜在的な特徴を発見して訓練することで、完璧で優秀な勇者を創造するボードゲームです。
人間・エルフ・ドワーフなど7種類ある種族の中から好きなものを選び、職業・属性・背景設定などはランダムで決めて、ダイスやカードを使ってキャラクターを成長させ、より多くの「名誉の星」を獲得してライバルよりも優秀な勇者を創造します。
遊ぶたびに様々な背景設定を持つキャラクターが仕上がったり、種族がエルフなのに職業が武闘家のような通常のRPGでは考えにくいことがおきたりして、そこがこの『ロールプレイヤー』を面白くしているところでもあります。
筋力・敏捷・耐久などの特性値はラウンド毎に変わっていくスタートプレーヤーが、各ラウンドの開始時に「プレイ人数+1個」のダイスを振って出た目を順番に選んで獲得し、自分のキャラクターの特性値へ割り振るのですが、職業によって達成目標の数値が決められています。
ダイスの色も7種類あって、こちらも職業によって色の設定が決まっており、その色と同じ色のダイスを獲得していくことで「名誉の星」を獲得できたり、黄金のダイスを獲得すると金貨がもらえたりもします。
単純にダイスの出た目の高いダイスを選べばいいという訳ではないので、キャラクターや職業に合ったダイスを選ぶ必要があります。
誰よりも多くの名誉を獲得し、完璧で優秀な「真の勇者」を創造しましょう!
プレイ人数 | 1~4人 |
対象年齢 | 10歳以上 |
プレイ時間 | 60~90分 |
拡張版として『ロールプレイヤー拡張 モンスターズ&ミニオンズ 完全日本語版』もあります。
キャラクターが追加になったほか、勇者を創造するだけではなくて戦闘要素も追加なり、より一層『ロールプレイヤー』を楽しむことができます。
拡張版で遊ぶには『ロールプレイヤー完全日本語版』が必要になります。
セット内容
★キャラクターシート 7枚
★職業カード 6枚
★設定カード 16枚
★属性カード 17枚
★順番カード 5枚
★市場カード 54枚
★プレーヤー支援カード 4枚
★ダイス 73個
(赤×10個、青×10個、緑×10個、紫×10個、白×10個、黒×10個、黄金×13個)
★ダイス袋 1袋
★表示トークン 12個
(赤、青、緑、紫、白、黒×各2個)
★金貨 70枚
★魅力トークン 12個
『ロールプレイヤー完全日本語版』には2種類のカードサイズがあります。
「44mm×67mm」が17枚と
「63mm×88mm」が85枚です。
カードが傷ついたりしないように保護することをオススメいたします。
キャラクターシートについて
育成するキャラクターの情報がすべてここに記録されていきます。
各キャラクターシートは表裏にすることで、男性か女性のどちらかを選ぶことができます。キャラクターのイラストが違うだけなので、好きな方を選んでください。
左側から右側へと内容を説明していきます。
★左上にはキャラクターのイラストと種族が記されていて、種族によって特性値にプラスとマイナスの修正があるので、ゲームを始める前に確認しておきましょう。
★属性の枠にはゲーム開始時に配られる「属性カード」を配置します。
★特性値は横3マス×縦6マスの穴があいており、ここにダイスをはめ込んでいくことで、キャラクターの特性値を表していきます。
ゲームが進むにつれてダイスを獲得していくので、ゲーム終了時にはすべてのマスがダイスで埋まることになります。
横3マスに埋められたダイスの出目の合計が右に記されている特性名称の値になり、種族によっては修正される数値をプラスまたはマイナスすることで、そのキャラクターの合計特性値がでます。
特性値の名称の右側に記されているイラストはその列にダイスを埋めることでおこなえる行動が表現されています。ダイスに関する行動はどの列のダイスにも対応しているので、筋力の列でおこなえる行動をその他の敏捷や耐久に埋められているダイスでおこなっても構いません。
🔸筋力
キャラクターシートに埋め込まれているダイスのいずれか1個を裏返すことができる。1なら6へ、2なら5へ、3なら4へということです。
🔸敏捷
キャラクターシートに埋め込まれているダイスを2個選び、出目を変えずに場所のみ交換することができる。
🔸耐久
キャラクターシートに埋め込まれているダイスのいずれか1個の出目を1つ上げるか、または1つ下げることができる。ただし、ダイスの出目が「1」についてはそれ以下に下げることができないし、「6」についてもそれ以上に上げることはできません。
🔸知力
キャラクターシートに埋め込まれているダイスのいずれか1個を1回だけ振りなおすことができて、振りなおす前の出目か、振りなおした後の出目かのどちらか選んで、ダイスがあった元のマスへ戻すことができる。
🔸智恵
自分の属性カード上にある表示トークンを上下左右のいずれかに1マス動かすことができる。
🔸魅力
魅力トークンを1個獲得できます。魅力トークンは金貨1枚分として、市場カードの購入に使えますが、そのラウンドでしか使えないので、市場カードを購入しようと思っているラウンドに合わせて獲得した方がいいです。
これらの行動は各ラウンドで1つしかおこなえないので、よく考えて行動しましょう。
★右上の職業の枠にはゲーム開始時に配られる「職業カード」を配置します。
★設定の枠にはゲーム開始時に配られる「設定カード」を配置します。
★キャラクターシートの周りに書かれている「技能・武器・甲冑・特徴」の領域にはゲーム中に購入した市場カードの置き場となっています。
★右下に書かれている特典とは「得点」のことで、ゲーム終了時の得点条件となっています。
カードについて
『ロールプレイヤー完全日本語版』には6種類のカードがあります。
★属性カード
そのキャラクターの良心の方向性を表すために使用し、上下は「善・悪」で、左右は「秩序・混沌」になっています。
ゲーム開始時に9マスある中央のマスに表示トークンを配置し、市場カードの購入で指示された方向であったり、行動によって表示トークンの場所を移動させていき、ゲーム終了時に表示トークンのある場所で名誉の星を獲得できたり、または失ったりもします。
★職業カード
両面仕様になっているので、全部で12種類の職業があり、それぞれに対応した特殊能力や各特性値の目標数値が記されています。
ダイスの合計が目標数値を達成すると、その特性に表示されている★の数だけ「名誉の星」を獲得できます。すべての特性の目標数値を達成すると「名誉の星」が12個獲得できます。
「17」のような場合は同じ数値にしなければなりません。
「15~16」のような場合はその幅の中におさめなければなりません。
「14+」のような場合はその数値以上にしなければなりません。
各職業には「色」が設定されており、職業カードの右下に記されています。この色と同じ色のダイスを特性値の穴に埋め込んでいくと、ダイス1個につき「名誉の星」を1つ獲得することができます。
各職業の特殊能力を活用しながら、完璧で優秀な勇者を創造しましょう!
★設定カード
そのキャラクターが冒険者になるまでの半生を表すカードになります。
キャラクターシートの特性値の穴と同じように横3マス×縦6マスの中に6マスだけ色が設定されており、その色と同じ色のダイスをキャラクターシートにはめ込んでいき、一致させることができた個数に応じて「名誉の星」を獲得できます。
「2~3個」一致させると「名誉の星」を1個獲得。
「4~5個」一致させると「名誉の星」を3個獲得。
「6個」すべて一致させると「名誉の星」を6個獲得。
★市場カード
キャラクターを強くするために金貨を使用して購入していきます。
右上に記されている数字が購入に必要な金貨の数になり、その数字の横に矢印が記されているカードは購入時にその方向へ表示トークンを1マス動かさなければなりません。
数字の下に記されている「・」「・・」はゲームの準備をするときに使います。
カードの下の枠の中には能力の解説や機能の説明が書かれています。
市場カードには「・武器・甲冑・特徴・技能」の4種類があり、カードの下に書いてあります。
🔸武器
武器のカードには「手」のアイコンが1つ、または2つ付いています。使用するのに片手か両手かを表してして、各キャラクターが持てるのは「手」のアイコンが合計で2個までになります。
🔸甲冑
甲冑のカードは「鎖帷子・革鎧・法衣」の3つのタイプに分かれており、ゲーム中には何の効果もありませんが、集めることによって、「名誉の星」を獲得することができます。
どの種類を何枚でも集めることができますが、自分の職業と同じ色の甲冑を集めることで、獲得できる「名誉の星」にボーナスが付きます。
🔸特徴
特徴のカードは購入時にキャラクターの属性の方向が修正され、カードで指定された条件を満たすことで「名誉の星」を獲得することができます。
このカードも、どの種類を何枚でも集めることができます。
🔸技能
技能のカードはゲーム中に使用できる特殊能力があります。使用する場合には指定された方向に表示トークンを移動させます。
このカードも、どの種類を何枚でも集めることができます。
★順番カード
ゲームの進行をスムーズにするために使用します。
「1」から順番に「プレイ人数+1枚」を使用し、各ラウンドの開始時にダイスを各1個と両端以外の数字のカードの上に金貨を1枚置きます。
★プレーヤー支援カード
ゲームスタート時、各プレーヤーに1枚ずつ配ります。
片面には「プレイの手順」が記されており、もう1面にはゲームの終了時に獲得した「名誉の星」の数を計算するために使用します。
ゲームの準備
ここでは2~4人で遊ぶ場合を紹介していきます。
ジャンケンやダイスを使って、スタートプレーヤーを決め、その後は時計回りの順番で自分の手番をおこなっていきます。
まずはダイスの袋の中にすべてのダイス73個を入れ、スタートプレーヤーから順番に自分が使用するキャラクターシートを選び、男性にするか女性にするかを決めます。
各プレーヤーは金貨を5枚ずつ受け取り、キャラクターシートの近くに置いておきます。ただし、3人以上でプレイする場合、3番目のプレーヤーは金貨を6枚受け取り、4番目のプレーヤーは金貨を7枚受け取ります。残った金貨はまとめて置きます。
スタートプレーヤーから順番にダイスを1個引き、対応する色の職業カードを受け取り、どちらの面の職業にするかを決めていきますが、黄金やすでに引かれている色のダイスを引いた場合、まだ引かれていない色のダイスを引くまで何度も引き直してください。すべてのプレーヤーの職業が決まったら、ダイスをすべて袋に戻してください。
属性カードと設定カードを別々によくシャッフルし、各プレーヤーにそれぞれ1枚ずつ配り、このときプレーヤー支援カードも一緒に1枚配ります。残った属性・設定・プレーヤー支援カードは使わないので、邪魔にならない場所に置いておきます。
各プレーヤーは受け取った職業・属性・設定カードを自分のキャラクターシートの指定された場所に配置し、職業と同じ色の表示トークンを2個受け取り、そのうち1個は属性カードの中央のマスに置き、もう1個は職業カードの上に置きます。
市場カードは右上に記されている「・」と「・・」に分けて、それぞれ別々によくシャッフルし、2つの仮山札を作り、2人プレイなら7枚ずつ、3人プレイなら3枚ずつを捨て札にします。4人プレイの場合はルールブックに記載がないので、自分たちで決めてください。
その後、「・・」の山札を下にして、上に「・」の山札を重ねて1つの山札にします。
市場カードの山札の上から順に「プレイ人数+1」を山札の横に公開して並べます。2人プレイなら3枚、3人プレイなら4枚、4人プレイなら5枚です。
公開した市場カードと同じ枚数の順番カードを並べ、両端以外の順番カードは金貨アイコンが見える面して並べます。その後、両端以外の順番カードの上に金貨を1枚ずつ置きます。
2人プレイ | 3人プレイ | 4人プレイ |
スタートプレーヤーから順番に「プレイ人数+4個」のダイスを袋の中から引きます。
2人プレイは6個、3人プレイは7個、4人プレイは8個です。
各プレーヤーは引いたダイスをすべて振り、出た目のダイスを自分のキャラクターシートの特性値の穴にはめ込んでいきます。このとき、はめ込むためのルールがあります。
1.各特性値のマスの常に一番左側のマスから埋めていく。
2.この段階では特性値の行動は実行できません。
3.各特性値の列が3マスともダイスで埋まった場合、金貨を1枚受け取れます。
4.はめ込むダイスが黄金ダイスの場合、1個につき金貨を2枚受け取れます。
例外として、職業が「盗賊」の場合、特殊能力の効果で黄金ダイス1個につき金貨を2枚ではなく、4枚受け取ることができます。
ゲームの進行方法
『ロールプレイヤー完全日本語版』は何度もラウンドを繰り返すことでゲームが進んでいき、各ラウンドには「開始・行動・購入・管理」と4つのフェイズがあります。
★開始フェイズ
スタートプレーヤーは順番カードの枚数と同じ個数のダイスを袋から引き、そのダイスをすべて振り、出た目の一番小さいダイスから順に順番カードの「1」「2」「3」と順に上へ置いていきます。
ダイスの出た目が同じだった場合、どちらを先に置くかはスタートプレーヤーが決定します。
★行動フェイズ
スタートプレーヤーから時計回りで順に順番カードを選び、カードと一緒にカードの上に置かれているダイス、金貨があれば金貨も受け取り、ダイスは出目が変わらないようにして、自分のキャラクターシートの特性値の穴にはめ込んでいきます。
その後、はめ込んだ特性値に対応する行動を1回だけおこなうことができます。この行動は任意なので、行動するかしないかは自分で決めてください。
このときにおこなえる行動は「キャラクターシートについて」で説明してあります。
★購入フェイズ
公開してある市場カードの中からカードを1枚だけ選び、所持している金貨を使用することで購入できます。ただし、購入する順番は直前の行動フェイズで引いた順番カードの数字が一番小さいプレーヤーから選んでいくことになります。
購入するには市場カードの右上に書かれている数字と同じ枚数の金貨が必要です。購入後は自分のキャラクターシートの周囲に書かれてある領域に配置してください。
🔸甲冑・特徴・技能カードについては所持数の上限はありません。
🔸武器カードについては「手」のアイコンが合計で2つまでしか所持できません。ただし、すでに購入している武器カードを捨て札にすることで、新たな武器カードを購入することができます。
🔸特徴カードを購入した場合、指定された矢印の方向へ属性カードの上にある表示トークンを可能であれば、移動させてください。
🔸技能カードを購入した場合、購入した時点でカードに書かれている特殊能力を使用することができます。そのとき、属性カードの上にある表示トークンを指定された方向へ移動させなければならないのですが、移動させることができなければ、その特殊能力を使用することができません。
特殊能力を使用した場合、使用した技能カードは90度回転させて、横向きにすることで使用済みであることを示してください。次の管理フェイズで、使用した技能カードを回復させて縦向きに戻すと、カード自体に制限がない限り、また特殊能力を再使用することができます。
🔸市場カードを購入しない、または所持金が足りなくて購入できない場合、必ず公開されている市場カードの中からカードを1枚だけ選び、捨て札にしてください。そうすることで、金貨を2枚獲得することができます。
🔸購入フェイズを終えたプレーヤーは順番カードを場に戻してください。
★管理フェイズ
各プレーヤーは次のラウンドを始められるように準備していきます。
🔸未使用の魅力トークンを所持している場合、置き場へ返却します。
🔸使用済みの技能カードがある場合、1枚だけ回復させて縦向きに戻すことができます。
🔸スタートプレーヤーは場に残っているダイスを袋に戻し、残っている公開された市場カードは捨て札にし、新たな市場カードを順番カードの枚数と同じだけ山札から公開します。もし、山札がすべてなくなってしまった場合、捨て札になっている市場カードを「・」「・・」に分けることなく、全部一緒にシャッフルして新しい山札を作ってください。
🔸スタートプレーヤーは順番カードの両端以外の順番カードの上に金貨を1枚ずつ置きます。
🔸スタートプレーヤーを時計回りで次の順番のプレーヤーに交代し、新たなラウンドを開始します。
金貨の獲得方法
『ロールプレイヤー完全日本語版』で金貨を獲得には基本的には4種類の方法があります。その他に職業・武器・技能カードの特殊能力によって、獲得できる場合があります。
🔸黄金ダイスをキャラクターシートの特性値の穴にはめ込むと金貨を2枚獲得。
🔸キャラクターシートの各特性を3マスともダイスで埋めると金貨を1枚獲得。
🔸行動フェイズで金貨の置かれている順番カードを選ぶと金貨を1枚獲得。
🔸購入フェイズで公開されている市場カードを購入しないで捨て札にすると金貨を2枚獲得。
ゲームの終了
全プレーヤーのキャラクターシートの特性値のすべての穴にダイスがはめ込まれたラウンドでゲームが終了します。その後、勝者を決めるために各プレーヤーが獲得できる「名誉の星」の数を計算していき、獲得数が最も多かったプレーヤーの勝利となります。
★名誉の星の計算方法
名誉の星はゲーム終了時に獲得することができ、ゲーム中には計算しません。
プレーヤー支援カードの名誉の星獲得数の面に職業カードの上に置いてある表示トークンを移動させていくことで、獲得数を計算していきます。
🔸特性値の目標
各プレーヤーが所持している職業カードにどの特性が、どの数値になると、名誉の星を何個獲得できるのか記されています。その数値に種族毎の修正値や武器の効果を合わせて、目標に到達してしるか計算していきます。
目標の数値をクリアできたとき、その特性に書かれている数の名誉の星を獲得できます。
🔸職業の色のダイス
自分の職業の色と同じ色のダイスがキャラクターシートの特性値の穴にはめ込まれている場合、ダイス1個につき名誉の星を1つ獲得できます。
🔸属性カード
属性カードの上に置かれている表示トークンが配置されている場所によって、名誉の星を獲得できたり、または失ったりします。
🔸設定カード
設定カードで指定されているマスの色と同じ色のダイスがキャラクターシートの特性値の穴にはめ込まれている場合、一致しているダイスの数によって、名誉の星を獲得できます。
「2~3個」一致させると「名誉の星」を1個獲得。
「4~5個」一致させると「名誉の星」を3個獲得。
「6個」すべて一致させると「名誉の星」を6個獲得。
「0~1個」の場合は名誉の星を獲得することができません。
🔸甲冑カード
「鎖帷子・革鎧・法衣」の3つのタイプに分かれており、タイプ毎に何枚所持をしているかで名誉の星を何個獲得できるか決まります。
また、自分の職業と同じ色の甲冑を集めることで、獲得できる「名誉の星」にボーナスが付きます。
🔸特徴カード
特徴カードに書かれている内容をクリアすることで、名誉の星を獲得できます。
6種類すべての計算が終わって、最も多く名誉の星を獲得したプレーヤーの勝利になります。
同点の場合は金貨を多く所持してプレーヤーの勝利です。それでも勝負がつかない場合、職業と同じ色のダイスを最も少なく配置しているプレーヤーの勝利です。それでも勝負がつかない場合、勝利を分かち合うか、もう一度ゲームをしましょう。
1人で遊ぶ場合
2~4人で遊ぶ場合と多少のルール変更があります。
★ゲームの準備
基本的に2人プレイと同じですが、多少の変更があります。
🔸使用するキャラクターシートは1枚のみです。
🔸市場カードの中にある技能の「外交」を取り除きます。
🔸黄金ダイスを1個だけ袋から取り出し、ライバル用のダイスとして使用します。
🔸市場カードの山札の一番上のカードを1枚めくり、捨て札置き場とは別に「破棄札」置き場へ配置します。この「破棄札」はライバルが獲得したカードとして考えましょう。
🔸2人プレイと同じように市場カードを3枚公開して、順番カードも3枚用意します。
🔸ダイスの袋からダイスを6個引き、ずべて振ったあとにキャラクターシートへ配置します。
★ラウンドの概要
🔸開始フェイズ
2~4人で遊ぶ場合と変わりません。
🔸行動フェイズ
2~4人で遊ぶ場合と同じように順番カードを選び、獲得したダイスを出目が変わらないようにキャラクターシートに配置し、その特性の行動を実行してください。もちろん任意なので実行しなくてもかまいません。
順番カードを引いた番号によって、準備のときに用意したライバルのダイスを振り、その出た目に対応した行動をします。
「1」の順番カードを選んだ場合、ライバルのダイスは振りません。
「2」の順番カードを選んだ場合、カード上の金貨を受け取り、ライバルのダイスを振ります。
・出目が「1」の場合、一番左にある公開された市場カードを破棄札にします。
・出目が「2」の場合、真ん中にある公開された市場カードを破棄札にします。
・出目が「3」の場合、一番右にある公開された市場カードを破棄札にします。
・出目が「4~6」の場合、何もしません。
「3」の順番カードを選んだ場合、ライバルのダイスを振ります。
・出目が「1か2」の場合、一番左にある公開された市場カードを破棄札にします。
・出目が「3か4」の場合、真ん中にある公開された市場カードを破棄札にします。
・出目が「4か6」の場合、一番右にある公開された市場カードを破棄札にします。
🔸購入フェイズ
2~4人で遊ぶ場合と同じように残った公開された市場カードの中から1枚購入するか、購入しないで1枚を捨て札にして金貨を2枚受け取るか選びます。
その後、公開された市場カード中で一番左にあるカードを捨て札にして、まだカードが場に残っている場合、そのカードは破棄札とします。
🔸管理フェイズ
2~4人で遊ぶ場合と変わりませんが、ライバルのダイスをよけておくのを忘れないでください。
★ゲームの終了
2~4人で遊ぶ場合と変わりません。名誉の星の獲得方法も一緒ですが、所持している金貨が8枚毎に1つ追加で名誉の星を獲得できます。
名誉の星の獲得数 | 称号 |
38以上 | 真の勇者 |
34~37 | 族長 |
30~33 | 指揮官 |
26~29 | 冒険者 |
22~25 | 傭兵 |
0~21 | NPC |
まとめ
テレビゲームなどのRPGは自分好みのキャラクターを作りあげて、冒険に出かけるのがほとんどですが、『ロールプレイヤー完全日本語版』はそのキャラクターを作りあげるだけのボードゲームになっています。
今までありそうでなかったキャラクター作りに特化したボードゲームです。
最終的にどんな仕上がりになるのか、カードの引きであったり、ダイスによる運要素はありますが、職業による特殊能力や各特性に割り振られている行動を駆使して、自分の満足がいくキャラクターが仕上がったときにはついついニンマリしてしまいます。
キャラクター作りが好きな方はハマること間違いなし!
遊ぶたびに色々なキャラクターが仕上がるので、ゲームが終了したあとにみんなで自分の作ったキャラクター自慢をすると大いに盛り上がります。
拡張版を購入すると、作ったキャラクターで戦闘もできるので、一通り『ロールプレイヤー完全日本語版』で遊んだのちに拡張版を購入すると、新たな『ロールプレイヤー』の世界をより一層楽しむことができます。
是非『ロールプレイヤー完全日本語版』でキャラクター作りを楽しんでみてください。
コメント