『チケット・トゥ・ライド・アメリカ』簡単なルールで面白い!

ボードゲーム
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『チケット・トゥ・ライド・アメリカ』はアメリカを横断する鉄道アドベンチャーで、北米の地図上に鉄道を敷設して都市間をつないでいき、つないだ鉄道の長さや、行き先チケットによって指示された2つの都市をつなぐことで得点を獲得し、その総得点を競うボードゲームです。

ルールは非常に覚えやすく簡単なので遊びやすいですが、コマが小さいので小さいお子様が近くにいるときなどは注意が必要になります。

自分の列車コマを配置するには都市間をつなぐマスの色と同じ色の列車カードをマス目の数だけ集める必要があり、一度につなぐ距離が長いほど高得点を得られますが、同じ色の列車カードを集めるのも大変になってきます。

使用できる列車コマには制限があり、手持ちの列車コマが2個以下になったプレーヤーの手番が終了したあと、そのプレーヤーも含めて全プレーヤーが一度ずつ手番をおこなうとゲームが終了し、全員の総得点を計算して最も多く得点を獲得したプレーヤーの勝利になります。

一度に獲得できる得点は少ないけども、少ないマス目の都市間をたくさんつないでいくか、カードを集めるのに時間は掛かるけども、高得点を狙っていくか戦略は様々です。

狙っている都市間が先に他のプレーヤーに取られると迂回しなければならなくなるので、時間を掛け過ぎると、行き先チケットの得点を獲得できなくなり、さらには達成できなかった行き先チケットの得点がマイナスになってしまいます。

他のプレーヤーの行動を見ながら自分の戦略を立てて、先に狙いの都市間が取られないかのドキドキ感がたまらないボードゲームになっています。

プレイ人数 2~5人
対象年齢 13歳以上
プレイ時間 30~60分

ヨーロッパが舞台の『チケット・トゥ・ライド・ヨーロッパ』もあります。拡張版ではないので単体で遊ぶことができます。

駅を建設できたり、トンネルやフェリーのマスが追加になって戦略性が増しています。

ドイツが舞台の 『チケット・トゥ・ライド・ドイツ』もあります。拡張版ではないので単体で遊ぶことができます。

乗客コマが追加になり、同じ色の乗客コマを集めることで高得点を狙えるようになってます。

 世界マップと北米五大湖マップの2つが使用できる『チケット・トゥ・ライド・レイル&セイル』もあります。拡張版ではないので単体で遊ぶことができます。

北欧が舞台の 『チケット・トゥ・ライド・北欧の国々』もあります。拡張版ではないので単体で遊ぶことができます。

ニューヨークが舞台の 『チケット・トゥ・ライド・ニューヨーク』もあります。拡張版ではないので単体で遊ぶことができます。

 ロンドンが舞台の 『チケット・トゥ・ライド・ロンドン』もあります。拡張版ではないので単体で遊ぶことができます。

日本とイタリアのマップを追加できる『チケット・トゥ・ライド・拡張:日本/イタリアマップ』もあります。拡張版なので『チケット・トゥ・ライド・アメリカ』または『チケット・トゥ・ライド・ヨーロッパ』が必要になります。

セット内容

★ゲームボード(北米の地図) 1枚
★列車コマ(赤・青・黄・緑・黒) 各45個
★木製スコアマーカー(赤・青・黄・緑・黒) 各1個
★列車カード(赤・青・黄・緑・黒・白・ピンク・オレンジ) 各12枚
★SLカード 14枚
★行き先チケット 30枚
★長距離ルートボーナスカード 1枚
★サマリーカード 1枚

『チケット・トゥ・ライド・アメリカ』のカードサイズは「44mm×68mm」です。
カードが傷ついたりしないように保護することをオススメいたします。

全部で142枚あります。

ゲームの準備

★ゲームボード(北米の地図)をテーブルの中央に広げ、各プレーヤーは5色ある列車コマの中から好きな色を1色選び、同じ色の木製スコアマーカー1個と列車コマ45個を受け取ります。

★各プレーヤーは木製スコアマーカーをゲームボードの左下にある得点トラック「1」の近くに配置します。

★列車カード(8色)96枚とSLカード14枚すべてを混ぜて、裏向きのままよくシャッフルしたあと、各プレーヤーにカードを4枚ずつ配り、残りのカードは裏向きのまま山札とし、ゲームボードの横に積んで置き、山札の上からカードを5枚引き、表向きにして山札の近くに並べます。

★長距離ルートボーナスカードとサマリーカードを列車カードの山札の近くに置きます。なお、サマリーカードは列車カードの枚数と列車コマを配置したときの得点が記載されているだけなので、使用しなくても大丈夫です。

★行き先チケット30枚を裏向きのままよくシャッフルしたあと、各プレーヤーに3枚ずつ配り、各自内容を確認したあと、自分の手札に残すチケットを選びます。3枚のうち最低でも必ず2枚は手札に残さなければなりません。選ばなかったチケットは行き先チケットの山札の1番下に戻します。3枚とも手札に残してもかまいません。

★他のプレーヤーに自分の手札である列車カードと行き先チケットの内容が知られないように手元に置いてください。

ゲームの得点獲得方法

『チケット・トゥ・ライド・アメリカ』は得点を最も多く獲得したプレーヤーが勝利します。

★線路マスがつながっていて、隣り合っている2つの都市を列車コマでつないだとき。

都市間をつないだ列車コマの数に応じて得点を獲得できます。木製スコアマーカーを獲得した得点分進めていきます。

★手札にある行き先チケットに記載されている2つの都市を列車コマでつないだとき。ただし、2つの都市をつなげなかったときにはチケットに記載されている得点を自分の総得点からマイナスすることになります。

行き先チケットはゲーム終了まで公開しないでおき、ゲーム終了後に公開して、達成条件を満たしているか確認してから得点を加算していきます。

達成できなかった行き先チケットの得点は総得点からマイナスしてください。

★列車コマを誰よりも一番長くつないだとき。

一番長く列車コマをつなぐことのできたプレーヤーは「長距離ルートボーナスカード」を受け取り、自分の得点を「10」加算します。

同数のプレーヤーが複数出た場合はその全員に「10」得点を加算します。

ゲームの進行方法

ジャンケンなどでスタートプレーヤーを決めて、その後は時計回りの順番で自分の手番をおこなっていきます。

自分の手番でおこなえるアクションは次の3つの中から1つだけを選んで実行します。

1.列車カードを引く。
2.隣り合っている2つの都市を列車コマでつなぐ。
3.行き先チケットを3枚引く。

★列車カードを引く

基本的には列車カードを2枚引くことができ、表向きに並べてある5枚の中から引くか、山札の上から引くかを決めます。

列車カードを2枚とも山札から引く場合には何の条件もなく引くことができますが、表向きに並べてある5枚の中から引く場合は1枚引いたら、引いた場所に山札から新たに1枚引いて、また5枚並べ直し、場には常に5枚がオープンになるようにします。

そして、2枚目を表向きに並べてある5枚の中から1枚引くか、山札の上から1枚引くか、どちらかを決め引きます。

ただし、1枚目に表向きに並べてある5枚の中から「SLカード」を引いた場合は2枚目を引くことができません。この手番で引ける列車カードは1枚のみとなります。

1枚目に標準の列車カードを引いて、新たに山札から引き直したカードがSLカードだった場合、そのSLカードを2枚目として引くこともできません。この場合、2枚目のカードは他の標準の列車カードを場から1枚引くか、山札から1枚引くことになります。

山札から引いたカードがSLカードだった場合は通常通り2枚引くことができます。

SLカードはすべての色に対応しているため、ジョーカー的な扱いができるカードになっています。

山札がなくなった場合には捨て札になっている列車カードをシャッフルし、新たな山札を作ります。しかし、同じ色の列車カードをまとめて捨て札にしていることが多いため、よくシャッフルすることをオススメいたします。

手札に列車カードを所持できる枚数に制限がないので、山札にも場にも列車カードが無くなった場合はこのアクションをおこなうことができませんので、他のアクションを実行してください。

★隣り合っている2つの都市を列車コマでつなぐ

隣り合っている2つの都市を列車コマでつなぐためには、その都市間にある線路マスのマス目と同じ数だけの同じ色の列車カードを手札から出す必要があります。

すでに列車コマが配置されていない路線であれば、どこに配置してもかまいません。自分が配置している列車コマにつなげて配置する必要もありません。路線さえ空いていれば、どの路線でも配置することが可能です。

「SAN FRANCISCO」と「LOS ANGELES」をつなぐにはピンクか黄色の列車カードを手札から3枚出すことで、つなぐことができます。このように複数の路線マスになっている場合、2路線とも自分の列車コマでつなげることはできません。

「LOS ANGELES」から「LAS VEGAS」のように灰色の路線マスはどの色でもかまわないので、同じ色の列車カードを必要枚数出すことで、つなぐことができます。

つなぐために使用した列車カードはすべて捨て札にします。

複数の路線マスを使用できるのは4~5人プレイのときに限ります。2~3人プレイのときは片方の路線マスしか使用できないので、誰かがその都市間をつないでしまったら、他のプレーヤーはつなぐことができなくなるので、早い者勝ちになります。

★行き先チケットを3枚引く

ゲームの最初に配られた行き先チケットの路線をすべてクリアしたときなどに新たに行き先チケットを引くことができます。もちろん、最初に配られた行き先チケットの路線をクリアしていない場合でも引くことができます。

新たに行き先チケットを引くときは山札から3枚引きます。

引いた3枚のうち最低でも必ず1枚は手札に残さなければなりません。選ばなかったチケットは行き先チケットの山札の1番下に戻します。3枚とも手札に残してもかまいません。

一度手札に加えた行き先チケットは山札に戻すことはできません。

ゲーム終了時に手札にある行き先チケットの2つの都市を自分の列車コマでつないでいたときに記載されている得点を獲得できます。ただし、2つの都市をつなげなかったときにはチケットに記載されている得点を自分の総得点からマイナスすることになります。

手札に行き先チケットを所持できる枚数に制限がないので、山札に行き先チケットが3枚未満のときは引ける分だけのカードを引いてください。その後、このアクションをおこなうことができませんので、他のアクションを実行してください。

ゲームの終了

手番を終えて自分の手元に列車コマが2個以下になったプレーヤーが出たとき、そのプレーヤーも含めて全員がもう一度ずつ自分の手番を実行してゲームが終了となります。

その後、各プレーヤーは自分の獲得した得点を計算し、最も多く得点を獲得したプレーヤーの勝利となります。

同点の場合は行き先チケットの達成条件をより多く達成しているプレーヤーの勝利です。それも同点だった場合は長距離ルートボーナスカードを受け取っているプレーヤーの勝利です。

まとめ

『チケット・トゥ・ライド・アメリカ』はルールが簡単で覚えやすく、初めて遊ぶ方でも入り込みやすいボードゲームです。

路線は早い者勝ちなので、他のプレーヤーの行動を見ながら、自分の列車コマをどの路線から配置すると有利にゲームを進られるのかなど、考えなきゃならないことはありますが、確保した路線が自分の思惑通りにハマったときは気持ちいいです。

4~5人で遊ぶと同じ都市間でも複数の路線マスを使用できるので、それらの路線マスに様々な色の列車コマが配置されていくと、ゲーム終盤には列車コマでゲームボードがカラフルに埋め尽くされ、とても綺麗です。

『チケット・トゥ・ライド』はたくさんのシリーズが販売されていますが、初めて遊ぶのであれば、今回ご紹介している『チケット・トゥ・ライド・アメリカ』が一番オススメです。

まずはこの『チケット・トゥ・ライド・アメリカ』で慣れてから他のシリーズを遊んでみると、より一層『チケット・トゥ・ライド』の世界をお楽しみいただけると思います。

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