『ダンジョン オブ マンダム エイト』装備を捨てて冒険に挑め!

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『ダンジョン オブ マンダム エイト』は前作の『ダンジョン オブ マンダム』に対し、職業が1種から8種に増えたのとスペシャルモンスターカードが追加になったことで、より戦略性が増して尚且つスリリングな冒険を楽しめるようになったカードゲームです。

一般的なRPGであれば、冒険に挑む前により強い装備へ変更したり、または強化をしたりして万全の攻撃態勢を整えて挑んでいきますが、この『ダンジョン オブ マンダム エイト』では職業に見合った伝説の装備が最初から整えられています。

だがしかし!

『ダンジョン オブ マンダム エイト』はひと味違う!あえてそこは1つ2つと装備を捨てて冒険に挑み、ダンジョンの奥深くから財宝を持ち帰ることで『我こそが誰よりも勇敢な冒険者である!』と見せつけるのです。

RPGが好きな人たちが集まったときに遊ぶと大いに盛り上がること間違いなし!パッケージが一般的なトランプより少し大きいくらいなので持ち運びが便利です。

プレイ人数 2~4人
対象年齢 10歳以上
プレイ時間 30分程度

前作の『ダンジョン オブ マンダム』はこちらです。

ゲームの概要

全プレーヤーがスタートプレーヤーの選んだ冒険者(職業)を使ってダンジョンに挑むのか、または諦めるのかを決めていきます。

山札からモンスターカードを引いてダンジョンに配置すれば、財宝を持ち帰るのが困難になり、モンスターをダンジョンに配置しないかわりに装備を1つ捨てれば、それもまた困難。かといってパスをすれば勇気のない冒険者としてダンジョンへ挑むことができなくなる。この究極の選択を全プレーヤーは毎ターン決断していくことになります。

ただし、1ラウンド内にダンジョンへ挑めるのは1人だけ!

1人を除いて他のプレーヤー全員がパスをしたときに残ったプレーヤー1人だけがダンジョンへの挑戦権を得られます。

もちろんダンジョンから財宝を持ち帰り『我こそが勇敢な冒険者だ!』と証明することが目的ではありますが、他のプレーヤーを無謀な状態でダンジョンへ送り込み、ダンジョン攻略を失敗させることもできます。

誰よりも早く財宝を2回持ち帰えることができたプレーヤーが勝利!またはすべてのプレーヤーが脱落してしまって1人生き残ったプレーヤーが勝利!となります。

どのタイミングで「パス」をするのかが重要です。

この微妙な駆け引きを楽しむのが『ダンジョン オブ マンダム エイト』です。

セット内容

★モンスターカード 13枚
★スペシャルモンスターカード 7枚
★財宝カード 5枚
★プレーヤーカード 4枚
★冒険者(職業)チップ 8枚
【騎士、戦士、忍者、盗賊、死霊術師、吟遊詩人、魔術師、プリンセス】
★装備チップ 48枚
【各冒険者×6枚】

『ダンジョン オブ マンダム エイト』のカードサイズは55mm×100mmですが、ちょうどいいサイズのカードスリーブが販売されていないのが残念。

縦に合わせると横がガバガバだし、横に合わせると縦が寸足らずになってしまいます。それでも構わないっていう方はこちらのカードスリーブを。

カードとチップについて

★モンスターカード

上に書いてある数字はモンスターの攻撃力です。下に書いてあるマークはその職業のその装備に弱いということを表しています。

下に書いてあるマークの装備を捨てずにダンジョンに持ち込めば、該当するモンスターを倒すことができます。自分がダンジョンに挑むなら捨てずに残しておいた方がいいし、他のプレーヤーを脱落させるなら捨ててしまった方がいい。この駆け引きが面白い!

1.ゴブリン 2枚
2.スケルトン 2枚
3.オーク 2枚
4.ヴァンパイア 2枚
5.ゴーレム 2枚
6.リッチ 1枚
7.デーモン 1枚
9.ドラゴン 1枚

全部で8種類13体のモンスターがいます。

★スペシャルモンスターカード

上に書いてある「X」はどのモンスターに変化するか分からない正体不明のモンスター。「4/8」は攻撃力が4、または8に変化するモンスターを表しています。

🔸シェイプシフター
今、冒険しているダンジョンでめくったモンスターカードの枚数と同じ攻撃力のモンスターに変化する。もしシェイプシフターが3枚目に出たら「オーク」、5枚目に出たら「ゴーレム」に変化します。8枚目や10枚目以降の場合は正体不明のモンスターとなり、この場合は装備チップで対応できないので、数字分の攻撃をまともに受けます。

🔸ミミック
まだ使える装備の数がミミックの強さになる。ミミックは常に正体不明のモンスターになります。

🔸魔物のタマゴ
魔物のタマゴは山札から引いてダンジョンに重ねられず、装備チップと一緒にはずされたモンスターカードの中から中身を見ずに1枚引いて現れたモンスターに変化する。はずされたモンスターカードがない場合は何も起こらない。

🔸ヴァンパイアロード
ヴァンパイアロードは『ダンジョン オブ マンダム エイト』で一度もダンジョンから生還したことがないプレーヤーの場合は攻撃力が4のヴァンパイアに変化する。しかし生還したことがあるプレーヤーの場合は攻撃力が8で正体不明のモンスターになります。

🔸ウーズ
ウーズが出たときに装備が残っていれば、いずれか1つを捨てなければならない。もし装備が残っていなければ何も起こらない。HP+〇の装備を捨てる場合は数字分のHPも一緒にマイナスになる。

🔸仲間の冒険者
次にダンジョンから出たモンスターを倒してくれます。

🔸フェアリー
フェアリーからはダメージを受けない。

全部で7種類7体のスペシャルモンスターがいます。

★財宝カード

この財宝をダンジョンから持ち帰ることが目標です。財宝カードの上に山札から引いたモンスターカードやスペシャルモンスターカードを重ねていって、財宝までのダンジョンを作ります。

★プレーヤーカード

黒い面が「表」、赤い面が「裏」になります。ゲームスタート時は全員「表」の黒い面にして、ダンジョンへの挑戦が失敗で終わってしまったプレーヤーは「裏」の赤い面にしてください。ダンジョンへの挑戦を「2回失敗」したプレーヤーはゲームから脱落してしまい、その後のゲームに参加できなくなります。

出現するモンスターと種類とモンスターカードの下に書いてあるマークが書いてあります。

★冒険者(職業)チップ

『ダンジョン オブ マンダム エイト』には8人の冒険者(職業)がいて、スタートプレーヤーがラウンド開始時にどの冒険者(職業)にするかを選び、1ラウンド内は全プレーヤーがその冒険者(職業)を使ってダンジョンへ挑みます。

各冒険者(職業)はそれぞれ6種類の伝説の装備を持っています。

🔸騎士

🔸戦士

🔸忍者

🔸盗賊

🔸死霊術師

🔸吟遊詩人

🔸魔術師

🔸プリンセス

ゲームの準備

★ジャンケンなどでスタートプレーヤーを決めます。その後は時計回りでゲームを進行していきます。

★各プレーヤーにプレーヤーカードを1枚ずつ配り、全員黒い面を表にして置きます。

★スタートプレーヤーは8人の冒険者(職業)の中から好きなものを1つ選び、その冒険者(職業)と装備チップを横一列にして場の中央へ並べます。はじめて遊ぶ場合は「騎士」がオススメです。

★裏向きのままスペシャルモンスターカード7枚をよく混ぜてスタートプレーヤーが2枚引きます。そのカードの内容を全員で確認してからモンスターカード13枚と合わせて合計15枚のカードを裏向きのままよく混ぜて場の中央へ山札として置きます。

★選ばれなかったスペシャルモンスターカード5枚はこのラウンドでは使用しません。

★山札の隣に財宝カードを1枚置きます。

ゲームの進行方法

スタートプレーヤーから順番に山札のカードを引いていきますが、各プレーヤーは山札を引く前にまずは「山札からカードを引く」「パスをする」の2つから選択しなくてはなりません。

全プレーヤーが同じダンジョン、同じ冒険者(職業)で挑むことになるので慎重に選んでください。当然自分が挑むことになるかもしれません。

★山札からカードを引くを選んだ場合

山札からカードを1枚引いて、誰からも見られないように内容を確認します。そこでさらに2つの選択肢が発生します。

1.モンスターをダンジョンに加える。
🔸カードを裏向きのまま財宝カードの上に重ねます。次の人がさらに上へと重ねていくことで財宝までのダンジョンが作られていきます。

2.モンスターを装備と一緒に取り除く。
🔸引いたカードをダンジョンには加えず、冒険者から装備を1つ取り除きます。
🔸引いたカードは裏向きのままにして、その上に取り除いた装備を置いてください。

★パスをするを選んだ場合

これ以上カードを引くのは無謀だと感じた場合は「パス」をすることができます。しかし一度「パス」をした場合はそのラウンドのダンジョンへの挑戦権を失い、次のラウンドまでゲームに参加できなくなります。

1人を残して他の全プレーヤーが「パス」をすると、残ったプレーヤーがダンジョンへの挑戦をおこないます。

ダンジョンへの挑戦

★ダンジョンへ挑戦する前に騎士「ヴォーバルソード」盗賊「ヴォーバルダガー」プリンセス「パパの剣」のいずれかが取り除かれずに装備の中に残っていた場合はその効果のモンスターを確定させてください。

★挑戦者はダンジョンのカードを上から順番に公開していき、一番下にある財宝カードまで到達するか、HPがゼロになるまで続けていきます。(HPは冒険者チップの下に書いてあるHP+〇と取り除かれずに残っている装備チップに書かれているHP+〇の合計になります。)

★公開されたモンスターが「死ぬ」効果の装備を持っていれば、そのモンスターを倒したことになり、次のダンジョンのカードを公開してください。もし「死ぬ」効果の装備を持っていなかった場合はモンスターの攻撃力と同じ数字をHPから引くことで、そのモンスターを倒したことになります。

★もし「死ぬ」効果の装備もなく、HPもゼロになってしまったら挑戦失敗です。自分のプレーヤーカードが黒い面になっていたら、裏返して赤い面にしてください。すでに赤い面だった場合はそのゲームから脱落してしまい、ゲームの勝者が決まるまで参加できません。

★特殊な効果が書かれている装備がある場合は書いてある指示に従ってください。

★スペシャルモンスターカードが出た場合も書いてある指示に従ってください。

★ダンジョンのカードをすべて公開して財宝までたどり着けたら挑戦成功です。挑戦者は財宝カードを受け取り2枚集まったら勝者です。

ラウンドの終了

★ダンジョンへの挑戦が終了したらラウンド終了です。

★前回のスタートプレーヤーの時計回りで隣のプレーヤーが新たなスタートプレーヤーとしてゲームを始めます。もしもそのプレーヤーがすでに脱落していた場合はさらに隣の人がスタートプレーヤーになります。

★新たなスタートプレーヤーは8人の冒険者(職業)の中から好きなものを1つ選び、「ゲームの準備」から繰り返しゲームを楽しんでください。

ゲームの終了

★いずれかのプレーヤーが財宝を2回持ち帰えることができた時点でそのプレーヤーの勝利!

★すべてのプレーヤーが脱落してしまって1人生き残ったプレーヤーが勝利!

まとめ

『ダンジョン オブ マンダム エイト』はRPG好きであれば、ハマるカードゲームだと思われます。しかしRPGはちょっと苦手という人には向いていないかもしれませんね。どの装備が必要とかHPがどうこうとか理解するのが難しいかも。

誰でも遊べてみんなでワイワイという感じではなく、RPG好きが集まったときに遊ぶなら間違いなく盛り上がるカードゲームということは言えるでしょう。

そういう意味では人を選ぶところがちょっとありますね。

ですが、あえて伝説の装備を捨ててダンジョンに挑むというRPGではお目にかかったことのない感じがすごく面白いし、あとは何といても「これなら行けるか?」「いや無理か?」「パスしてこいつに押っ付けちゃえ!」という何とも絶妙で微妙な駆け引きが実に楽しい!

ピッタリ合うカードスリーブがないのは非常に残念ですが、パッケージがすごくコンパクトで持ち運びも全然邪魔にならないところも実にいい。

ぜひRPG仲間でこの『ダンジョン オブ マンダム エイト』を楽しんでください。

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